徳島大学附属図書館伊能図学習システム



伊能図学習システムについて

徳島大学附属図書館では地域学習の内容充実のため,当館が所蔵する伊能図10舗について超高精細画像を作成し,地理情報システム(Geographic Information System|GIS|)と連携させた「伊能図学習システム」を構築し,公開しています。


当館所蔵の伊能図には,測線上の測量地点や山頂,地名枠の四隅,コンパスローズなどに,肉眼では確認が難しい直径0.2mmほどの微細な針穴が多数開いていて,伊能図の地図仕立ての一端を知ることができます。


本システムでは,伊能図の高度な測量技術と作図技術を支えたこの「針穴」を閲覧できるように,原寸に対して800dpiの高解像度による撮影を実施して作成した高精細画像を公開しています。
また,通常の順光撮影画像の他に,「針穴」が見えやすいよう,地図の背後から照明を当てて強調した透過光画像も用意しており,この画像を拡大すれば0.2mmの「針穴」をよりはっきりと確認することができます。


伊能図画像(順光撮影)は針穴画像(透過光撮影)と左右に並べたり重ねたりして閲覧できるほか,現代地図や空撮画像との比較や重ね合わせての閲覧も可能です。


 ■使い方説明書(PDFファイル)


ご利用は,下のアイコンまたは図名をクリックしてください。

このシステムは,平成26年度公益財団法人図書館振興財団の助成,ならびに2018~2021年度科学研究費補助金・基盤研究(A)「伊能図の成立過程に関する学際的研究」(研究代表者:平井松午,研究課題番号18H03603)を受けて構築したものです。