【す だ ち】徳島大学附属図書館報 第154号
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○徳島大学附属図書館学術講演会を開催しました


10月20日(金)に,図書館本館において第27回徳島大学附属図書館学術講演会を開催しました。

講演会は,一般市民のほか,学内教職員や学生を対象として,本学図書館に親しんで頂くと共に,知的感動を通じて学びの面白さを多くの人に伝えることを目的として,平成3年の第1回開催から継続的に実施しています。今回は,講師として,徳島大学教養教育院のモートン常慈准教授から「100年前の四国遍路」と題した講演が行われました。

モートン講師からは,今から百年前に見られた四国遍路の信仰に関わる風俗習慣のほか,外国人から見た四国遍路に係る研究の歩み,四国遍路を通じた外国人と地元住民との国際交流などについて,昔の四国遍路の様子を写した写真などを交えてお話があり,一般市民にとって大変親しみやすい講演となりました。講演会には,県内外の一般市民・学内教職員・学生を含めて100名を超える参加がありました。講演会終了後には,30分ほどの自由な質疑応答の時間が設けられましたが,熱心に質問をする参加者の順番待ちができるなど関心の高さがうかがわれ,大変好評のうちに終了しました。

また,本講演会に関連して,モートン先生が収集された四国遍路に関する資料を中心とした展示も同図書館内資料展示室で開催しており,講演会終了後に多くの方に観覧いただきました。同展示会は,11月17日(金)までの開催となっております。

なお,本講演会及び展示は,地域の公共図書館等との連携協定に基づき,徳島市立図書館,徳島県立図書館,鳴門教育大学附属図書館との共催で実施しました。徳島市立図書館,徳島県立図書館では,共催で図書の展示を行い,講演会当日にそれぞれの図書館の展示図書リストの配付を行うなど,連携を活かした情報提供を行うことができました。

講演会の様子

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