去る2015年12月21日(月)に,歯学部からご依頼いただきFDワークショップ「主体的な学びと大学図書館~アクティブラーニングの推進に向けて~」を実施しました。
13名の先生方にご参加いただきました。ありがとうございました。
ワークショップでは,まず蔵本分館における特徴的な教育・学習支援の取組である「ICT機器を活用した学修支援」「授業サポートナビ」「テーマ展示」「教育改革支援事業」について,図書館職員が30分程度プレゼンテーションを行いました。
質疑応答では
「授業サポートナビの資料を使って学生にグループワークをさせたいのですが,授業でグループ学習室を利用することはできますか」
「iPadとBIG PADを連携させた場合,iPad側からBIG PADの画面を操作することができますか」
など,グループ学習室とBIG PADについて多くのご質問をいただきました。(上の2つのご質問については,答えはどちらも「できます」です)
授業サポートナビは今までは学生さんの予習・復習のためにという意味合いが強かったのですが,今回のFDをきっかけに授業でのアクティブラーニングにも広がるよう,先生方と協力していきたいと思います。
また,「BIG PADは便利そうなので,説明会をしてくれたらありがたいです」という感想もいただきましたので,さっそく検討していきたいと思います。
質疑応答の後は,
*担当する授業の中で,今後,図書館をどのように活用できそうですか?
*図書館に期待することは何ですか?
というテーマで「Think-Pair-Share」というグループワークを行いました。
ご存知の方も多いと思いますが,「Think-Pair-Share」とは,あるテーマについて最初に一人で考え,その後ペアで考えを共有し,最後に全体で共有する,というものです。
一人で深く考えたあと,他者の意見と比較することでより自分の考えが深まるという効果があります。
またペアという不安の少ない状況で自分の考えを伝える段階があることで,より大きなグループで話すことに対する意欲と心構えを高めることができ,アクティブラーニングでの汎用性の高い技法といわれています。
先生方は積極的に参加してくださり,全体共有の時には色々な意見をお聞きすることができました。
具体的なご要望もいただきましたので,できることから始めていきたいと思います。
この度は貴重な機会をいただきありがとうございました。