【す だ ち】徳島大学附属図書館報 第131号
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○今月の「テーマ展示とアプリでStudy!」【蔵本分館】

蔵本分館では,旬のテーマや,1つの分野に収まらない学際的なテーマを取り上げ,図書とiPadアプリを展示しています。

今回は「天然からの医薬品」をテーマに,薬学部生薬学分野の柏田良樹教授,田中直伸准教授に監修いただいた資料を展示しています。


第43回テーマ展示「天然からの医薬品」( 2015年12月3日~2016年1月12日(予定))


2015年のノーベル医学・生理学賞は,「寄生虫に起因する感染症の新規治療薬につながるエバーメクチンの発見」により,ウィリアム・セシル・キャンベル博士(米ドリュー大学)と大村智特別栄誉教授(北里大学)が,「アーテミシニン発見を含むマラリア感染症治療の功績」により,屠主席研究員(中国中医科学院)が, それぞれ受賞されました。

いずれも天然物化学の分野で大きな成果を挙げ ,寄生虫病の画期的な治療薬開発に貢献した方々です。

そこで今回の展示では「天然からの医薬品」をテーマに,薬学部生薬学分野の柏田良樹教授,田中直伸准教授に監修いただいた資料を展示しています。


何世紀もの間,人類にとっての医薬品はそのすべてが植物,動物,鉱物も含めた天然物に起源を持っていました。

現在でも,医療現場で用いられる医薬品の約4~6割が天然物由来の化合物と言われます。

近年,天然物が有する多様な機能性は再び注目を集めており,新規治療薬の開発はもとより,広い分野でその応用が求められています。

この機に薬用天然物・天然物化学について理解を深めてみませんか。


展示では監修の先生方に,専門性の高い洋書から,薬や創薬についてやさしく学べる初学者向けの新書まで幅広く推薦いただいております。

薬学が専門の方も,そうでない方も,ぜひお立ち寄りください。

蔵本分館1階テーマ展示コーナーで皆さんのご利用をお待ちしております!


今回もiPadでは,テーマにちなんだアプリをご紹介しています。

○「ChemSpider Mobile」…英国王立化学協会が提供する無料の化学構造データベースへアクセスできるアプリです。

テーマ展示コーナーのiPadでお試しいただけますので,気軽に触ってみてくださいね。


ブログ「徳島大学附属図書館蔵本分館日誌」では,アプリの詳しい使い方をご紹介しています。こちらもご覧ください。

「アプリでStudy!(「ChemSpider Mobile」) 」


なお、徳島大学附属図書館Webページでは、今まで行ってきた展示とアプリを紹介しています。

http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/siryou/theme/ から見ることができますので,ぜひチェックしてみてください!


展示の様子はこちら

展示の様子

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