【す だ ち】徳島大学附属図書館報 第129号
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○第5回大学図書館学生協働交流シンポジウムに参加しました

9月8日から9日に山口県の梅光学院大学で開催されました大学図書館学生協働交流シンポジウムに図書館等で学生協働活動をしている徳大生6人といっしょに参加しました。このシンポジウムでは、各地で学生と職員が共に取り組んでいる活動について情報交換を行い、人と人を繋ぐ、新しい取り組みを皆で考えました。


ポスターセッションでは、ライブラリー・ワークショップと学びサポート企画部が活動内容の発表を行いました。

ライブラリー・ワークショップの発表したポスター

学びサポート企画部の発表したポスター


以下に学生さんからの感想を掲載します。まず、図書館を学生目線で盛り上げる企画やイベントを行っているライブラリー・ワークショップに所属している森下さん、曽我部さん、吉廣さんです。


工学部2年 森下敦

開催地である梅光学院大学キャンパスに踏み入れたとともに、元気のいいスタッフに歓迎され、会場の元気な雰囲気が感じられました。

1日目は、帝京大学メディアライブラリーセンターのグループリーダーである中嶋康さんの講演から始まりました。そこでは、帝京大学の様々な活動、考え方を聞くことが出来ました。印象に残ったものとして、「読書がカッコよく見える演出をする」という考えです。読書が魅力的だということを広めていくことですが、私は考えたことがなかったので、印象に残りました。

講演に続いて、ワークショップでは、「共読ワークショップ」の一つである帯づくりをしました。実際は2週間で本を読み、帯を作っていくのですが、今回はその短縮版を体験しました。今回の短縮版では、本をほぼ目次からストーリーを想像し、キャッチコピーを考えるというものでした。その後、3人一組で、出来上がった帯をつけた時に感じた印象などを話し合いました。やはり帯があるほうが、無いよりも本を読みたくなりました。

続いてのポスターセッションでは、「今・わが大学のイチ押し活動 未来・これからしてみたい活動」についての説明、質疑応答をしました。また、他大学のポスターを見て回ったり、質問したりして活動を知ることが出来ました。このセッションで、自分たちの活動と他大学との違いを知ることが出来ました。

2日目のワールドカフェでは、「繋がりを生み出す図書館となるために、あなたは何をしますか?」というテーマで話し合いました。残念ながら、私の頭に素晴らしいアイデアは浮かびませんでした。しかし、短い時間だったとはいえ、他の人のたくさんの意見、アイデアに触れることが出来ました。この経験が活かせられるように、今後も図書館の在り方、サポートについて考え続けていきたいです。


総合科学部4年 曽我部静香

今回は、第5回大学図書館学生協働交流シンポジウムに参加することができ、図書館で活動する学生として多くの交流と意見交換の場を持つ事が出来ました。講演会、ワークショップに始まり、ポスターセッションやワールドカフェでの意見交換など大学の枠を超えて行われたプログラムは図書館協働を考える学生として非常に貴重な経験です。

いま、図書館協働はまだまだ試行錯誤な部分が多いです。これまでの図書館は「図書館である」という概念以外になかったところから「図書館の価値」を新しく考える過程なので、試行錯誤になって当然ですが、他大学と交流したおかげで自分の目的意識や現状の把握がより具体的になりました。今回のシンポジウムで得た経験をもとに自分たちの活動に還元して、次のシンポジウムでは徳島大学として成果を示していきたいと思います。


総合科学部2年 吉廣明日香

2015年9月8日-9日山口県梅光学院大学キャンパスで開催された「第5回大学図書館学生協働交流シンポジウム」に参加しました。1日目は共読(読み合い、薦め合い、評し合う)をテーマに講演をしていただき、ワークショップ、ポスターセッション、そして交流会がありました。2日目にはワールドカフェ、中央図書館の見学がありました。ワールドカフェでは、「繋がり」をテーマにグループごとに、人との繋がり、本との繋がりなどから、その繋がりのために何をするべきか、という話し合いが行われ、実践していることやこれからしていきたいことなど様々な意見があり、わたしたちの大学での活動に活かしていきたいと思いました。


ポスターセッション

ポスターセッション

ワールドカフェ

ワールドカフェ


続いて、図書館でStudy Support Spaceの運営や学習支援活動を教職員とともに行っている学びサポート企画部の片山さん、下村さん、畑中さんの感想を掲載します。


工学部2年 片山裕之

9月8、9日に梅光学院大学で開催された「第5回 大学図書館学生協働交流シンポジウム」に参加しました。

今年のシンポジウムのテーマは「図書館維新~図書館がつなぐ人と人~」ということで、読書をするだけの場ではなく、勉強・憩いの場・イベント等、様々な形に変化しつつある図書館がどうあるべきなのかについて、とても考えさせられました。

このシンポジウムに参加していろんな発見がありましたが、参加して最もよかったのは、他大学の広報戦略を知ることができた点です。私たち「学びサポート企画部」では、大きな課題の一つとして「広報の不足」を挙げています。今回のシンポジウムで得たことを今後の広報活動に生かしていきたいと思います。様々な大学の方から刺激を受けたことで、モチベーションも上がったので、さらに張り切って活動に取り組みたいと思います。


総合科学部1年 下村宗央

2015年9月8、9日に梅光学院大学キャンパスで開催された「大学図書館学生協働交流シンポジウム」に参加しました。今回で第5回目を迎える本イベントでは「図書館維新」というテーマのもと、様々な形の図書館での繋がりに対する取り組みを、ポスターセッションで発表しました。私たち徳島大学の学生は、持参した資料を積極的に配布することによって、自分たちの活動を他大学の職員の方たちや学生の皆様に認知していただきました。また、私たち徳島大学は広報活動を苦手にしていましたが、本イベントに参加することによって、SNSを活用すれば良いことがわかりました。情報化社会が進んでいる現代において、このSNSを活用しない手はありません。実際、広報が上手くいっている大学はSNSを使用していました。だから、今述べたような広報活動をすることによって、我々「学びサポート企画部」の活動の質を向上させていきます。


総合科学部1年 畑中唯菜

9月8日、9日に梅光学院大学において開催された「第5回 大学図書館学生協働交流シンポジウム」に参加しました。本イベントは「図書館維新~図書館が繋ぐ人と人~」をテーマに初日は講演とワークショップとポスターセッション、2日目はワールドカフェが行われました。ワールドカフェでは「繋がりを生み出す図書館となるために、あなたは何をしますか?」というコンセプトのもとで私は様々な大学の教員や学生と議論をしました。議論の中で私はそれぞれの大学で図書館をよりよくしようとする取り組みが行われていることを知りました。そして、図書館で学生や地域の方々と繋がるにはどうすればよいのかについて深く考えることができました。私はこのイベントに参加して得られた新しい価値観や学んだことを、徳島大学の図書館での活動や自らの諸活動に活かしていきます。


ポスターセッション

ポスターセッション

会場前

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