【す だ ち】徳島大学附属図書館報 第123号
メールマガジン「すだち」第123号本文へ戻る


○附属図書館副館長就任にあたって

徳島大学附属図書館副館長 鶴尾吉宏

この度、平成27年4月1日付けで附属図書館副館長に就任いたしました鶴尾吉宏(大学院医歯薬学研究部医科学部門生理系顕微解剖学分野・教授)と申します。就任にあたり、ご挨拶を申し上げます。

附属図書館の大きな使命の1つである教育・学習の支援に軸足を置いた運営をすることが「図書館の今日的課題に関する検討会」において決議されたことにより、昨年度から常三島地区ならびに蔵本地区に学習支援業務を担当する副館長を設置することになりました。蔵本地区の初代の副館長は吉本勝彦先生が務められておりましたが、新年度から附属図書館長に御就任されることになり、後任として鶴尾が担当することになりました。

図書館が学術情報センターとして発展していくためには、①書籍の閲覧や自学・学習の空間としての教育的機能 ②研究活動と関連した情報活用や情報ネットワーク機能 ③歴史的書物などの展示館機能の3つが必要であります。副館長の役目は、このうちの1番目の機能である教育関連の業務において学習を積極的に支援することが主であると考えております。

これまでの静寂な環境で蔵書や文献資料を個人が活用する場としてだけではなく、学生が自主的に問題や課題を見つけて複数の学生が集い能動的で活発な議論を行える場として図書館が活用されて学習支援を積極的に行うことが求められています。幸いにも、蔵本分館は改修によって広い開放的な空間と、アクティブ・ラーニングを行える空間としてのラーニング・コモンズや、複数のグループ学習室、ミーティングルームが設置されており、能動的な学習を支援できる体勢が整っています。

これらの整備された学習空間を一層活用できるように、人的な支援やソフト面での更なる充実を図り、学生が快適にしかも能動的に学習できるように取り組んできたいと考えています。また授業サポートナビなどを含めて学生と教職員が双方向的に関与して教育がより円滑に積極的に進むように支援していきたいと考えています。

図書館職員のご協力はもちろん、吉本勝彦附属図書館長、南川典昭蔵本分館長、依岡隆児副館長のお力添えをいただいて、附属図書館の発展のために尽力してまいりますので、皆様どうぞよろしくお願い申し上げます。


メールマガジン「すだち」第123号本文へ戻る