【す だ ち】徳島大学附属図書館報 第119号
メールマガジン「すだち」第119号本文へ戻る


☆全国大学ビブリオバトル2014~京都決戦~四国Aブロック地区決戦の報告

私たち阿波ビブリオバトルサポーターは、今月の14日(日)に京都で行われる「全国大学ビブリオバトル2014~京都決戦~」の四国Aブロック地区予選・決戦の主催団体として活動しています。今回は、第1回目~第4回目の各予選でチャンプ本に選ばれた4名が、京都決戦への切符を賭けてバトルした地区決戦について報告致します。

11月30日(日)に、総合科学部2号館小ホールにて「全国大学ビブリオバトル2014~京都決戦~四国Aブロック地区決戦」を開催しました。参加者はサポーターを含め32名で、紹介された本は次の通りです。


  • ユッシ・エーズラ・オールスン『特捜部Q―檻の中の女―』
  • 朝井リョウ『学生時代にやらなくてもいい20のこと』
  • 金城一紀『SPEED』
  • ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア『たったひとつの冴えたやりかた』

写真1 写真2 写真3 写真4

さすが予選を勝ち抜いてきただけあり、4名とも「読みたいなぁ」と思わせてくれる発表でした。そんなレベルの高い発表の中で見事チャンプ本に輝いたのが、総合科学部3年の星野凜さんが発表した『たったひとつの冴えたやりかた』です。16歳の誕生日プレゼントに小型宇宙船を買ってもらった少女と、宇宙で出会った未知のエイリアンとの友情を描いた物語です。タイトルである「たったひとつの冴えたやりかた」がキーポイントであること、そして最後は思わず涙してしまうことなど、星野さんは自分の経験や本を読んだあとの気持ちをうまく織り交ぜながら、この本の魅力を伝えてくれました。14日の本戦でも、星野さんらしい発表で観覧者の方々を魅了してほしいなと思います。


写真5 写真6

さて、私たちが9月から続けてきた「全国大学ビブリオバトル2014~京都決戦~」の活動もこれを最後に幕を閉じました。予選にバトラー(紹介者)として参加して下さったみなさま、観覧に来て下さったみなさま、本当にありがとうございました。ビブリオバトルを開催する度にいつも思うことなのですが、私たちが運営する大会やイベントが楽しいものになるのは、楽しい発表をしてくださるバトラーの方々や、話を盛り上げる質問をしてくださる観覧者のみなさまのおかげです。どの大会も本当に楽しかったと思います。ビブリオバトルは徳島ではまだあまり認知度が高くありませんが、私たちがこうした大会・イベントを開催していくなかで、本に興味を持ったり、本の魅力に気付いたりしてくれる人が増えていくといいなと思っています。


14日は選挙の日ですが、ぜひビブリオバトルにも注目してみてください♪


メールマガジン「すだち」第119号本文へ戻る