【す だ ち】徳島大学附属図書館報 第111号
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○附属図書館副館長就任にあたって

吉本勝彦

昨年度、「図書館の今日的課題に関する検討会」において、附属図書館が教育・学修の支援に軸足をおいた運営をすること、このため本年度から常三島地区および蔵本地区で各1名の教育関連業務を専門に担当する副館長を置くことが決まり、蔵本地区担当の副館長として吉本が担当することとなりました。

平成25年6月閣議決定の教育振興基本計画では、学士教育において、アクティブ・ラーニングや双方向型の授業を中心とした教育の質的転換のための取組を促進することが示されています。

アクティブ・ラーニングの推進に、図書館がより積極的に関与することが求められています。このためには、図書館はラーニング・コモンズや自習室、グループ学習室などの場の提供のみならず、従来の書籍・雑誌などを管理し学生や教職員に利用を促す機能から、将来講義用資料を図書館職員が教員や学生と協力して作成するティーチング・コモンズとしての機能まで必要となる可能性があります。

蔵本分館においては、グループ学習室の機能充実、Study Support Space(教職員・学生による学生に対する学習相談)の導入、授業サポートナビの今後の展開、MOOCなどの無料オンライン授業をどのように紹介・活用すべきかなどが当面の課題と考えています。

以上、福井義浩図書館長、南川典明蔵本分館長、依岡隆児副館長、図書館職員の方々の協力をあおぎ、附属図書館の発展のために努力しますので、宜しくお願い致します。


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