【す だ ち】徳島大学附属図書館報 第111号
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○附属図書館蔵本分館長就任挨拶

就任のご挨拶
南川 典昭

4月1日付で附属図書館蔵本分館長に就任しました大学院ヘルスバイオサイエンス研究部(薬学系・生物有機化学分野)の南川典昭です。就任にあたり、この場をお借りしてご挨拶させていただきます。

大学図書館の役割は、1)学生が自ら学ぶための学習支援、2)研究活動に即した支援と知の生産への貢献、ならびに3)学術資料を中心とするコレクション構築です。これらは大学の教育・研究活動にとって不可欠な中核を成し、図書館は総合的な機能を担う重要な機関です。しかしインターネットの普及に代表される情報システムの急激な変化は、大学図書館のあり方にも様々な形で影響を与えています。こうした変化は、今後加速度的に進むと予想され、この環境変化に順応した図書館運営が必要と思われます。本学の生命科学教育・研究拠点に位置する蔵本分館においては、生命科学分野における学習・教育・研究活動を支える重要な学術情報基盤組織であることが求められていますので、以下の課題について積極的に取り組む所存です。


1) 学生が自ら学ぶための学習支援
蔵本分館は、一昨年5月にリニューアルオープンし、ハード面の充実が図られています。今後は、学内の関係部署と連携し、授業サポートの充実などソフト面の改善を図り、学習支援の機能を高めたいと考えています。
2) 研究活動に即した支援と知の生産への貢献
学内の学術研究成果を一元的に収集・保存し、これらを情報提供する機関リポジトリは、インターネット時代の図書館の大きな役割です。リポジトリ登録が不十分な学術原著論文の登録推進を図り教職員の研究活動支援に務めたいと考えています。
3) 学術資料を中心とするコレクション構築
本学の生命科学研究拠点である蔵本地区において、電子ジャーナルの量的・質的維持は喫緊の課題です。安定的に学術情報収集ができるように、予算獲得の策を講じていきたいと考えています。

以上、福井義浩附属図書館長をはじめとする関連部署の方々のご協力を仰ぎ、微力ながらも附属図書館蔵本分館の発展のために努力致しますのでよろしくお願い申し上げます。


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