【す だ ち】徳島大学附属図書館報 第105号
メールマガジン「すだち」第105号本文へ戻る


☆「白熱!ビブリオバトル首都決戦2013 徳島・香川地区予選会」

「ビブリオバトルを見に来たの!」

9月28日(土)に紀伊國屋書店徳島店で行われた「ビブリオバトルin紀伊國屋」の会場に一番のりで来てくださった女性の方が「ビブリオバトルを見に来たの!」とおっしゃってくださいました。私はこの言葉を聞いたとき、本当にびっくりしました。 私は“ビブリオバトル”という言葉自体がまだまだ徳島には浸透していないと思っていましたし、今回のイベントでは紀伊國屋書店さんを目的に来た人たちをいかにビブリオバトルに呼び込むかが課題だと思っていました。だからこそビブリオバトルのために足を運んでくださったと言ってもらえたことが驚きでした。しかし驚きはこれだけではありませんでした。開始時間前に多くの観客の方々が来てくださり、何度も「ビブリオバトルを見に来た」という言葉をかけてくださいました。もう、嬉しくてたまりませんでした。予選会開始前に観客席はいっぱいになり、最終的には立ち見が出るほどでした。発表者の方の発表も素晴らしく、私自身はスタッフなのに仕事を忘れて発表を聞いてしまいました。さらにチャンプ本が俵万智さんの『サラダ記念日』に決まったときは観客の方々と一緒になって驚いていました。

今回は紀伊國屋書店徳島店さんの一角をお借りしての予選会で、始まる前までは不安でしかたありませんでした。しかし、紀伊國屋書店だけでなくそごう徳島店の方々もイベントに協力してくださり、その結果大きな問題もなく1時間があっという間に過ぎていきました。阿波ビブリオバトルサポーターも含めたくさんの方々の協力により、「やってよかった!」と心から思えるイベントとなりました。協力してくださった紀伊國屋書店徳島店の皆様、そごう徳島店の皆様ほんとうにありがとうございました。


さて、ところかわりまして9月30日(月)には徳島大学附属図書館にて「ビブリオバトルin徳島大学」が行われました。私たち阿波ビブリオバトルサポーターにとってはホームグラウンドでのイベント、私もスタッフもどこかリラックスした表情でイベントの開始を待っていました。夏休み中ということもあり、観客が少ないかもしれないと不安でしたが、思った以上に社会人の方の参加が多かったように思いました。徳島大学の教授の方も何人か見にきてくださっていたようで「徳島大学内でのビブリオバトルの知名度が上がってきているのかな」と、嬉しく思いました。

そして、今回のビブリオバトルは“白熱”と言う言葉がぴったりの接戦で、4人の発表者の本もプレゼンテーションも個性的でした。どの本も「読みたい!」と強く思わせてくれる発表で、全部に票をいれたいと思ってしまうほどでした。また、発表された本の中には有名な本が一冊もなく、“自分の知らない本に出会う”というビブリオバトルの楽しさが観客の方々に伝わる一戦になったのではないでしょうか。さらに、今回は結果発表の仕方を工夫し、運動会の玉入れのように投票用紙を数えていくようにしました。その結果、1位と2位の票数が10を超えたあたりから、観客から「おー!」や「おおー!」と歓声があがり大盛況でした。最後まで来てくださった方に楽しんでもらえるいいイベントになったと思います。協力してくださった徳島大学附属図書館の皆様本当にありがとうございました。


2つの予選会を終えて一息ついた今日この頃ですが、まだまだ終わりではありません。このあと10月23日(水)18時30分から徳島大学生活協同組合上級生タスクチームにさん主催の「ビブリオバトル首都決戦2013 徳島・香川地区予選会」が開催されます。さらには10月26日(土)14時から「ビブリオバトル首都決戦2013徳島・香川地区決戦」が徳島市立図書館で行われます。この市立図書館大会には、「ビブリオバトルin紀伊國屋」と「ビブリオバトルin徳島大学」、そして10月23日(水)の徳島大学生協でのビブリオバトルでチャンプ本に選ばれた強者たちが発表を行います。優勝すれば、なんと東京で行われる「ビブリオバトル首都決戦2013」に出場できます。徳島・香川の代表として東京にむかうのはいったい誰なのか!この秋もビブリオバトルから目が離せません。

私も阿波ビブリオバトルサポーターとして、来てくださる発表者の方々も観覧者の方々も全員に楽しんでもらえるようなイベントの開催にむけて全力で頑張っていきます。上記2つのイベントを見たという人も、まだビブリオバトルを見たことがないという方も、ぜひ10月26日(土)徳島市立図書館にお越し下さい!

山下 沙綾
阿波ビブリオバトルサポーター学生代表
徳島大学総合科学部人間文化学科所属

※阿波ビブリオバトルサポーターの活動は、公式HPで公開中!

「ビブリオバトルin紀伊國屋」、「ビブリオバトルin徳島大学」についても写真付きで報告しています。ぜひこちらもご覧ください。

http://bibliobattle-in-tokushima.jimdo.com/


メールマガジン「すだち」第105号本文へ戻る