蔵本分館では、旬のテーマや、1つの分野に収まらない学際的なテーマを取り上げ、関連する図書とiPadアプリを展示しています。
今回は、第15回テーマ展示「ヘルスコミュニケーション」を紹介します。
●第15回テーマ展示「ヘルスコミュニケーション」
「ヘルスプロモーション」とはWHO(世界保健機関)が1986年のオタワ憲章で提唱した健康戦略で、「人びとが自らの健康をコントロールし、改善することができるようにするプロセスである」(島内憲夫訳(1990).ヘルスプロモーション : WHO:オタワ憲章 p.8)と定義されています。
今年の夏も猛暑でした。体調管理の重要性を感じた方も多かったのではないでしょうか。
「人びとが自らの健康をコントロールし、改善する」ために医療従事者として何ができるのか、考えるヒントになればという思いでこのテーマを選び、上記に引用した
「ヘルスプロモーション : WHO:オタワ憲章」も含め、34冊の図書を展示しました。
また、iPadでは、解剖学アプリ「Visible Patient」を紹介しました。
「3Dで、血管の臓器への入り具合が分かるアプリを紹介してもらえませんか?」という学生さんからのリクエストにお応えしての紹介です。
このアプリは3Dで血管や臓器が表示され、拡大や回転ができます。また、画面をタップするとその臓器が消えますので、表面から見ただけでは分かりにくい場所もよく分かります。
利用者の方が自分で色々操作している姿がよく見られました。
展示資料リストはこちらをご覧ください。
また、アプリ「Visible Patient」の使い方解説は蔵本分館ブログの記事をご覧ください。