【す だ ち】徳島大学附属図書館報 第102号
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☆知的書評合戦ビブリオバトルin徳島の開催を終えて

6月23日の日曜日に徳島県立文学書道館で、徳島初の公式ビブリオバトル大会『知的書評合戦ビブリオバトルin徳島』というイベントが開催されました。このビブリオバトルとは、「お気に入りの本を5分間でプレゼンテーションし、より多くの聴衆にその本を読んでみたい!と思わせたら勝ち」という読書ゲームで、2007年に谷口忠大先生(立命館大学准教授)によって考案されたものです。このビブリオバトルは2010年には全国大会が開かれるなど、全国で密かなブームになっていました。しかし、徳島県での知名度はいまいち、2012年の全国大会においては、兵庫・徳島地区として出場枠があったにも関わらず徳島県からの出場者は0人でした。そこで、徳島県の人にビブリオバトルの楽しさを知ってもらうために『知的書評合戦ビブリオバトルin徳島』の開催が決まりました。計画が動き始めたのは2013年の2月のことです。そこから約半年にも及ぶ長い準備期間を経て、2013年6月23日にイベントが開催されました。イベントには15人の本の紹介者と70人を超える来場者が集まりました。イベント運営スタッフの想像以上の盛り上がりで、舞台裏はてんやわんやでした。13時30分からスタートした予選が想定外に早く終わってしまったときは肝が冷えました。しかし、その後15時から始まった決勝は大盛り上がり、予選を勝ち抜いた4人の本の紹介者のプレゼンテーションはどれも面白く、聞く人の心をゆさぶる素晴らしい発表でした。全員の発表が終わり、優勝を決める投票は接戦になり、1票差で優勝が決まるという熱い展開が繰り広げられ、舞台袖では接戦を繰り広げた紹介者同士が互いに握手をしていました。運営スタッフの想像以上の盛り上がりを見せ、本の紹介者も発表を聞く参加者もスタッフもみんなで一緒におおいに楽しんだイベントとなりました。準備期間中は不安ばかりで、イベント開催前日までドキドキしていましたが、イベントに関わった人の笑顔を見るとその苦労が報われるようでした。

イベントが終わったあとは達成感でいっぱいでした。このイベントを開催してよかった、と心から思えました。そして、私はビブリオバトル首都決戦2013という次のイベントに向けて動き始めています。また不安でいっぱいの準備期間がはじまりますが、この成功をバネに、頑張っています。この夏はビブリオバトル一色になりそうです。


山下 沙綾

徳島大学総合科学部人間文化学科4年

阿波ビブリオバトルサポーター学生代表


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発表の様子はYouTubeでご覧いただけます →(阿波ビブリオのHPより


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