【す だ ち】徳島大学附属図書館報 第100号
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◇わたしと図書館 ―様々な出会いを通して―

徳島大学大学院 地域科学専攻1年 日本近現代文学研究室 出口桜子

この春から大学院に進学し、この徳島大学との付き合いもついに5年目に突入いたしました。あまりにあっという間に過ぎ去っていった日々に思いを馳せ、同時にこれからの院での生活を考え身の引き締まる思いです。

さて、徳島大学附属図書館との関わりも、同じくもう5年目となります。わたしが徳島大学に入学してぴかぴかの学部1年生だった頃、ちょうど図書館が全面的に改修工事を行っていて入ることができず、結構しょんぼりした記憶があります。しかし6月には工事も終了し、わくわくしながら図書館に初めて入った時の興奮は忘れられません。「きれい!」「広い!」「本が、たくさんある!」充実した施設に心をおどらせ、毎日のように通っていました。

そしてわたしと図書館とのつながりがとても深まったきっかけは、わたしが学部3年生の春に図書館のアルバイトに採用されたことでしょう。採用された時の嬉しさはひとしおでした。また、図書館で働く職員の方々とどんどんお知り合いになれて交流できるようになったことが非常に光栄でした。

さらにその数ヶ月後に図書館内で行われている「ライブラリー・ワークショップ」という活動にメンバーとして参加させて頂いたことが、大きな転機でした。わたしは特にそれまでサークルや部活動に入っていなかったのですが、ライブラリー・ワークショップの活動にとても興味があり、図書館の職員さんに誘って頂いたことをきっかけとしてメンバーとなりました。活動としては毎週メンバーが図書館に集まってミーティングを行い、様々なイベントを企画したり意見を出し合ったりなどです。わたしが入った当初はメンバーが少なかったのですが、いまや1年生から4年生まで多くのメンバーが加入してとても賑やかな団体となっております。学生だけではなく教員や図書館の職員も一緒になって活動が出来るので、本当に皆さんと距離が近くなれるというとても魅力的な活動です。院生となりましたが、ライブラリー・ワークショップの一員として引き続き参加し活動しています。

もしも図書館とこんなにも深く関わっていなかったら、今のわたしはなかっただろうなと、ふと考える時がよくあるほど図書館にはたくさんの思いがつまっています。

これからも図書館でいっぱい勉強して、そしていっぱい活動して、わたしのように徳島大学のこの図書館が大好きな人がたくさん増えることを願っています。


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