本年4月1日より,福井義浩先生の後任として,附属図書館蔵本分館長に就任しました。蔵本分館においては30年来のユーザーですが,このたび運営に携わることとなりました。際田弘志図書館長はじめ,図書館職員の皆様,運営委員の皆様のご協力のもと,利便性の高い図書館運営ができるよう努力致します。
蔵本分館においては,生命科学分野における学習・教育・研究活動を支える重要な科学情報基盤組織であることが求められています。このためには教職員・学生の学術研究活動に不可欠なインフラとなっている電子ジャーナルの維持について,努力していきたいと思います。
また,電子ジャーナルなどの提供が始まり,リモート・アクセスが可能になって教職員の来館者が減ってきています。近々,予定されている蔵本分館の改修にあたっては,図書館が情報交流のハブとなり,書籍などの資料,電子的情報,そして教職員,学生が交わる場として機能できる空間を作り出すことができればと考えています。従来より,蔵本分館では蔵本地区の学生代表との懇談会を実施してきました。サ−ビス等についての要望には対処することができますが,施設面に対しては対応が難しかったのが実情です。10年後には,多くの学術出版物が電子メディア化されているかもしれません。将来の蔵本分館の在り方も含めて,ユーザーの方々のご意見を頂ければ幸いです。