【す だ ち】徳島大学附属図書館報 第51号
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前号でもお知らせしたとおり,3月24日から移転作業が開始され,図書館では今も作業が続いています。
仮設図書館も閉館し,中の図書も荷物もすっかり運びだされたのに,新図書館はまだ臨時休館中?いったい何をしているの?と不思議に思われている方もいるかもしれません。ここでは臨時休館中の図書館で私達がどんな作業をしているのか,その一部を紹介したいと思います。
竣工したばかりの図書館にはもちろん何も物はなくガランとした空間。
移転作業は書架や閲覧机などを,図面上で計画していたとおりに置くことができるのか,メジャーを片手に床や天井の高さを測り確認することから始まりました。
確認が終わったころ,物品が次々と新図書館へ運びこまれ,計画された場所へ設置されていったのですが,実際に物品を置こうとすると柱がでっぱっていたりして計画どおりにいかないこともしばしば。予定どおりにいかないことで逆によいアイデアが出て結果オーライ!になることもありますが,臨機応変な対応が必要なこともあり毎日が嵐のように過ぎていきました。
現在は書架の設置が完了した閲覧室から順番に,倉庫・仮設図書館・蔵本分館などに分けて保管されていた図書がそれぞれの棚へ返ってきているところです。
今後は,書架の設置・図書の運びこみが終了した後,いろいろな場所から返ってきた図書すべてを請求番号(図書館の本の背表紙についているラベルの番号のことで,図書館の本は通常この番号順に並んでいます。)順に並べなおしたり,学内蔵書検索(OPAC)に表示される配架場所のデータの変更という作業を予定しています。
請求記号の順番がバラバラになっていたり,配架場所の表示が誤っていると本が探せなくなってしまいますのでこの作業はとても重要です。
リニューアルオープンにはまだ少し時間がかかり,ご迷惑をおかけしていますが,利用者の皆さんにとって使い勝手のよい図書館になるよう話しあいながら急ピッチで作業を進めていますので,オープンの日を楽しみに待っていてください。