【す だ ち】徳島大学附属図書館報 第39号
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徳島大学附属図書館では,学習や研究のための参考論文や記事情報を探すためのツールとして,各種データベースを導入,提供しています。
徳島大学で利用できる主要データベース
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http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/database/databases.html
導入データベースの種類や範囲等については,大学の教育・研究の動向や学生・教職員の要望等に応じて毎年見直しを行っています。平成20年度(2008年4月)からは,導入済データベースの一部について以下のような変更を行いました。
◎国内文献データベースの強化：MAGAZINEPLUSからCiNiiへ
国立情報学研究所(NII)が提供している国内文献データベースであるCiNiiには,フルテキスト(論文全文)が無料で公開されている部分と有償の部分があります。これまでは前者のみ読むことが可能でしたが,2008年4月から「機関定額制サービス」を導入し,国内学会誌のフルテキストの多くが自由に閲覧できるようになりました。
CiNiiでフルテキストが無料公開されている雑誌一覧
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http://157.1.40.45/pkgtyp/society/open_access_jp.html
機関定額制サービスでフルテキストが読めるようになった雑誌一覧
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http://157.1.40.45/pkgtyp/society/charge_jp.html
例をあげると,日本機械学会の論文集や電子情報通信学会の研究報告,人文系の学会誌,医歯薬系の学会誌等々,普段図書館で利用の多い雑誌が提供されています。これまで図書館でコピーしたり学外から取り寄せていた論文や記事がパソコンで利用できるので,大変便利になりました。ぜひご活用ください。
なお,定額許諾雑誌のフルテキストについては,一部学会の意向により発行後一定期間利用できないものもありますのでご注意ください。そのような情報も上記一覧で公開されていますのでご確認ください。
なお,CiNii機関定額制サービスの導入に伴い,これまで国内文献データベースとして導入していたMAGAZINEPLUSは2008年3月をもってサービスを終了しました。ご利用ありがとうございました。
◎教育系データベースERICをフリーアクセス版に変更
教育系データベースであるERICについては,これまでEBSCOhostを通じて提供してきましたが,2008年4月から米国教育省が提供しているフリーアクセス版を導入しました。メッセージ等はすべて英語になりますが,検索画面や検索結果表示等は解りやすいものになっています。
検索結果にはフルテキストへのリンクもあります。電子ジャーナルだけではなくレポート類,博士論文,教師用マニュアル等々通常では入手しにくい資料のフルテキストがついている場合もあります。検索結果のうち,フルテキストが提供されているのはどのくらいの割合か,いくつかのキーワードで試してみたところ,3割〜5割の割合でフルテキストが提供されていました。この割合はテーマや年代によって違ってくるとは思いますが,ERICの検索をするだけでかなりのフルテキストが入手できることは間違いありません。ぜひご活用ください。