○∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞● ● ○ ○ 国立大学法人徳島大学 附属図書館報 ● ● ○ ○ メールマガジン「す だ ち」 毎月1回発行(無料)● ● ○ ○∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 2007/10/19 No.33 ∞∞● ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/m-mag/ このメールマガジンは登録いただいた方にお送りしています。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【目次】 ○連載「知的感動ライブラリー」(6) 徳島大学附属図書館長 石川榮作 ○平成19年度徳島大学附属図書館読書週間「懸賞論文」の募集について ○短期連載:今日の学術機関リポジトリの動向(1) ○連載:図書館のモノ・もの(No.19, No.20) ○短期連載:図書館と防災(3) -------------------------------------------- ○ちょうりゅう(トピックス) ・徳島大学附属図書館学術講演会開催報告 ・映画「バルトの楽園」にまつわる資料を展示します ・一目で解るサインに・・・図書館内のピクトグラム化進行中 -------------------------------------------- ○お知らせ ・秋の味覚特集 〜本と雑誌を展示しています〜 ・徳島大学附属図書館本館にCD-ROM閲覧端末設置 -------------------------------------------- ====================================================================== ∞●∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ ○連載「知的感動ライブラリー」(6) 徳島大学附属図書館長 石川 榮作 第6回目は,先月(9月8日)にテレビ朝日・ABC系で黒澤明ドラマスペシャルとし てリニューアル版『天国と地獄』が放送されたのをきっかけに,そのオリジナル 版の黒澤映画『天国と地獄』(昭和38年東宝)を取り上げます。娯楽映画の傑 作である『用心棒』(昭和36年)と『椿三十郎』(昭和37年)に続いて製作さ れた,黒澤映画の最高傑作とも言える作品であり,黒澤映画の醍醐味を十二分に 味わうことができます。今回は都合により上映会は行いませんが,徳島大学附属 図書館本館にはビデオテープを所蔵していますので,徳島大学附属図書館本館の 視聴覚室で個人的に鑑賞することができます。視聴覚室利用を希望する場合は, 徳島大学附属図書館本館2階カウンターの図書館職員に申し出てください。 この新旧二つのドラマに関する詳しい解説は,こちら → http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/m-mag/back/033/33-1.html ∞●∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ ○平成19年度徳島大学附属図書館読書週間「懸賞論文」の募集について 徳島大学附属図書館では毎年10月下旬から11月上旬を秋の読書週間と定め,さまざ まな工夫を凝らして学生の読書習慣を推進してきましたが,本年度は下記の要領 で懸賞論文を募集することになりました。この機会に文学作品を読み,読後感想 文を書いてみませんか。読書の中から何かが始まり,何らかの感動を通して,新 しい自分に出会うはずです。多数のご応募をお待ちしています。 詳細はこちら → http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/m-mag/back/033/33-2.html ∞●∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ ○短期連載:今日の学術機関リポジトリの動向 (1)学術機関リポジトリの意味とメリットについて 電子ジャーナルの普及や大学紀要の電子化等により,インターネット上で居なが らにして学術情報にアクセスできる時代になりました。その中にあって最近い くつかの大学が「学術機関リポジトリ」なるものを公開しています。 この学術機関リポジトリは,大学の研究成果の効果的発信や社会貢献の機会拡大 をもたらすものとして期待を集める一方,まだどんなものかよく解らない,登録 の負担や著作権への対応が大変なのではないか,といった疑問の声もよく耳にし ます。 そこで,今回から3回の予定で,学術機関リポジトリについて最近の動向やその目 指しているものなどを紹介し,疑問にお答えしていきたいと思います。 第1回は,学術機関リポジトリを構築する意味と期待されるメリットについてご 説明します。 詳細はこちら → http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/m-mag/back/033/33-3.html ∞●∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ ○連載:図書館のモノ・もの(No.19, No.20) 図書館という空間には勉強しようと訪れる利用者の方と万巻の書物があります。 しかしそれ以外にもいろいろなモノがあります。一般的な図書館紹介ではあま りとりあげられることのない図書館小道具を写真付きで解説いたします。 ◎No.19 製本機 長い歴史のある製本機です。 続き→ http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/m-mag/back/033/33-4.html ◎No.20 裁断機 大量の紙を一度に裁断できる機械です。ギロチンカッターという恐ろしい名前 でも呼ばれるようです。 続き→ http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/m-mag/back/033/33-5.html ∞●∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ ○短期連載:図書館と防災 (3)地震:書架の転倒を防ぐ 昔から「地震,雷,火事,親父」と言うように,地震は数ある災難の筆頭に挙げら れています。今夏の中越沖地震や12年前の阪神淡路大震災における惨状は記憶 に新しいところですが,ここ徳島も「南海地震」の警戒地域にあり決して他人事 とは言えません。大地震は様々な被害をもたらしますが,まず思い浮かぶのは建 物の倒壊と火災でしょう。これらについて徳島大学では順次古い建物の耐震改 修が進んでいるところですし,また火災については前回紹介した防火管理体制に よる備えを行っています。 もうひとつ最近注目されていることに屋内での家具等の転倒や落下による被害 がありますが,図書館の場合すぐに思い浮かぶのは書架(本棚)の転倒でしょう。 何しろ鉄や分厚い木板でできた人の背丈より高い書架に本がぎっしり詰め込ま れているのです。そんなものが倒れかかってきたら…と想像するだけで背筋が 凍るというものです。そもそも書架というものは大きく見れば薄い板を立てた ような形状ですから,一定方向の揺れに極めて弱いことは一目瞭然です。 そこで多くの図書館では転倒防止のため書架を連結したり固定したりする対策 を取っています。徳島大学附属図書館を利用されていて,書架の上の方に本の並 びと直角方向にビーム(鉄材)が渡されていることにお気づきでしょうか? この ビームは平行に並んだ書架同士を繋ぎ,さらに途中や端で柱や壁に固定されてい ます。また,壁面の書架は金具等で直接壁に固定されています。 徳島大学附属図書館における書架転倒防止対策の写真についてはこちら → http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/m-mag/back/033/33-6.html ビームによる書架の連結は構造としては単純なものですので,書架群全体をひと つの塊とし,さらに建物に固定することで転倒を防止するためのものであること はすぐにご理解いただけると思います。その効果を示す一例として,広島大学図 書館のご好意により2001年3月24日に発生した芸予地震における状況を写真で紹 介します。 2001年3月24日芸予地震における図書館書架の被害状況(広島大学図書館提供)に ついてはこちら → http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/m-mag/back/033/33-7.html ご覧のとおり,残念ながら図書の落下は免れませんでしたが,ビーム連結した書 架は一部変形があるものの転倒は免れています。 とは言え,過去の地震ではあまりに激しい揺れにより止め金が引きちぎられるな どして転倒に至ったケースもあり,また落下してくる本も当たり所が悪ければ危 険なことがあります。もし図書館を利用していてぐらりときたときは,なるべく 書架から離れることをお勧めします。 ∞●∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 〜〜〜ちょうりゅう〜〜〜(トピックス)〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ☆徳島大学附属図書館学術講演会開催報告 徳島大学附属図書館は9月28日,昨年公開された映画「バルトの楽園」のチーフ プロデューサー,野口正敏さんをお迎えして学術講演会『人間愛は国境を超える −映画「バルトの楽園(がくえん)」』を徳島大学附属図書館3階大視聴覚室で 開催しました。 当日は一般市民,本学の学生・教職員・図書館職員及び県内図書館関係者ら約 100人が入場し,会場はほぼ満席となりました。講演後には質疑応答が交わされ, 盛況のうちに終了しました。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ☆映画「バルトの楽園」にまつわる資料を展示します 上記講演会の終了後,講師の野口正敏さんよりシナリオやスチール写真など映画 「バルトの楽園」にまつわる資料が提供されました。 これら資料は読書週間期間(10月27日〜11月9日)中,徳島大学附属図書館本館2階 で展示されますのでご期待下さい。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ☆一目で解るサインに・・・図書館内のピクトグラム化進行中 夏休み明け頃から徳島大学附属図書館本館内の様子が少しだけ変わっているこ とにお気付きでしょうか? 文字での注意書きに代わってカラフルなサイン―ピ クトグラムが増えています。「ピクトグラム」という言葉をはじめて聞く方も いらっしゃるかも知れません。でも見れば一目瞭然。皆さんよくご存知のあれ です。 徳島大学附属図書館本館内のピクトグラムの様子はこちら → http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/m-mag/back/033/33-8.html ピクトグラムとは簡単に言えば案内用の図記号です。「非常口」や「禁煙」な どの図などがよく知られています。文字による案内よりもわかりやすいという ことで不特定多数の人が出入りする施設で使われるようになり,2002年にJIS化 されています。また,デザイン的にもすぐれているため,施設内の印象もすっき りしたものとなります。 ところで,今回掲示したピクトグラムのほとんどは図書館を利用するときのマ ナーに関するものです。これまでは,文字で「飲食禁止」,「携帯禁止」,「お静 かに」など各室を利用するときに気をつけていただきたいことを掲示していま したが,よりわかりやすく皆さんにお伝えしたいということでピクトグラムに変 更することにしました。利用者の方一人ひとりがマナーを守り,気持ちよく図書 館を使えるように,ご協力よろしくお願いします。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ∞●∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 〜〜〜お知らせ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ○秋の味覚特集 〜本と雑誌を展示しています〜 秋といえば,みなさんは何を連想しますか。徳島大学附属図書館本館3階ブラウ ジングコーナーでは,秋の味覚特集と題して,料理の本をはじめ,徳島のタウン情 報誌「ASA」や「あわわ」,また「レタスクラブ」などの雑誌を集めて展示して います。 レシピをチェックして料理の腕を上げるもよし,おいしいお店をチェックするも よし,味覚の秋を堪能してください。 ブラウジングコーナにある雑誌は,最新号を除いて翌日まで貸出できます。 展示の様子はこちら → http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/m-mag/back/033/33-9.html 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ○徳島大学附属図書館本館にCD-ROM閲覧端末設置 時代はすでにインターネット全盛,もはやCD-ROMの時代ではないのか・・・と思 っていたら,今でも時々「図書館のCD-ROMを見たいんですけど」という利用者の 方がいらっしゃいます。以前は電子情報といえばCD-ROMでしたから図書館に来 ればCD-ROMも利用できましたが,ここ数年,利用できない状況(図書館のCD-ROM 専用端末は撤去され,利用者用端末ではCD-ROM閲覧のためのプログラムのインス トールができないという状況)になっていました。しかし,利用者がある以上, そして資料を所蔵している以上,「利用できません」とはいえません。そこで再 びCD-ROM閲覧端末を設置することになりました。 設置の様子はこちら → http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/m-mag/back/033/33-10.html 設置後すぐに,講義の課題でCD-ROMを検索したいという利用者がありました。な お,徳島大学附属図書館でご利用いただけるCD-ROMのリストを徳島大学附属図書 館ホームページで公開しています。 リストはこちら→ http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/s-portal/cd-rom.html CD-ROMをご利用する際には,カウンターでの申し込みが必要となりますのでお申 し出ください。 なお,著作権法上,CD-ROMの貸出およびデータのダウンロードはできませんので, ご了承ください。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ∞●∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ メールマガジンの登録変更,解除およびバックナンバーは次のアドレスです。 http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/m-mag/ (パソコン,携帯電話共通) 〔発行〕国立大学法人 徳島大学附属図書館 〔E-mail〕m-mag@lib.tokushima-u.ac.jp 〔ホームページ〕http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/ Copyright(C)国立大学法人 徳島大学附属図書館 本メールマガジンについて、一切の無断転載を禁止します ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━