【す だ ち】徳島大学附属図書館報 第33号
メールマガジン「すだち」第33号本文へ戻る


○連載:図書館のモノ・もの(No.20)

◎No.20 裁断機

普段,利用者のみなさんはあまりお目にかからないところに,裁断機はあります。徳島大学附属図書館1階の印刷室に鎮座しています。
おもな利用目的は,卒業論文などの製本をするときに美しく製本できるよう,紙を揃えて裁断することです。同じ部屋にNo.19で紹介した簡易製本機もあります。他の図書館でも,裁断機と簡易製本機はセットで置いてあるようです。

○裁断機正面

裁断機正面

○裁断機後ろから

裁断機後ろから

徳島大学附属図書館本館においてある裁断機は昭和47年製作で,製造元は勝田製作所。この会社は今どうなっているのだろう,と思ってインターネットで調べたら,ちゃんとホームページがありました。

ホームページはこちら→ http://www.katsuda-works.co.jp/

トップページに“フレンド断裁機”の名称で多くのユーザーの皆様に親しまれている弊社の製品・・・とあります。そこで,徳島大学附属図書館の裁断機を見てみるとちゃんと「FRIEND220HA」と表示してありました。
昔の機械らしく,重厚な鉄の塊で,操作するのもおっかなびっくりです。初めて使うときには,「うっかり手を置いていると切れるからね」と脅されました。

操作方法

1 スイッチのつまみを回し,「運転」にする。裁断する紙をセット 手順1
2 ハンドルを回して紙を固定する。 手順2
3 緑の2つのボタンを同時押すと,カッターが下りてきて,裁断。 手順3

2つのボタンを同時に押すのは,安全装置なんだそうです。両手でボタンを押すようになるので,これなら手を切ることはない,ということでしょう。ただし複数で作業するときは注意が必要ですね。
今回この記事のために久しぶりに稼動してみたのですが,電源コンセントが3極接地極付コンセントなので驚きました。

○コンセント

コンセント

そしてスイッチをいれると,“ヒィヨーンンン・・・“というものすごい機械音。なんだか高度経済成長期の町工場みたいです・・・。でも,立派に紙を裁断することができて,現役ぶりを発揮してくれました。


メールマガジン「すだち」第33号本文へ戻る

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【す だ ち】徳島大学附属図書館報 第33号
〔発行〕国立大学法人 徳島大学附属図書館
 Copyright(C)国立大学法人 徳島大学附属図書館
 本メールマガジンについて、一切の無断転載を禁止します
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━