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○ 国立大学法人徳島大学 附属図書館報               ● 
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○         メールマガジン「す だ ち」    毎月1回発行(無料)● 
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○∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  2007/09/14 No.32 ∞∞● 
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【目次】 
 ○就任のご挨拶 徳島大学附属図書館蔵本分館長 福井義浩
 ○連載「知的感動ライブラリー」(5) 徳島大学附属図書館長 石川榮作
 ○講演会と映画上映会のご案内
 ○連載:図書館のモノ・もの(No.17, No.18)  
 ○短期連載:図書館と防災(2)
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 ○ちょうりゅう(トピックス) 
 ・阿波踊り「徳島大学連」に徳島大学附属図書館職員が参加
 ・消防訓練を実施しました
 ・喜田貞吉関係資料の整理進む
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 ○お知らせ
 ・夏休み特集!どこかへ出かけてみませんか? 〜雑誌の展示をしています〜
 ・徳島大学附属図書館本館の図書を移動しました 〜より利用しやすい図書館に〜
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○就任のご挨拶
                徳島大学附属図書館蔵本分館長 福井義浩

本年の8月1日より2年間の任期で,樋口富彦教授より徳島大学附属図書館蔵本分
館長を引き継ぐことになりました。石川榮作館長をはじめ,図書館職員の皆様,
運営委員の方々のご協力の下,高度情報化基盤センターと連携を図り,利用者―
特に学生さんーの利便性を高めるように努力したいと考えています。
インターネット環境の飛躍的な進歩により,図書館の役割も大きく変わりつつあ
ります。以前は冊子体で行っていた文献検索も研究室でインターネットを介し
て行えるようになりました。居ながらにして最新記事にアクセスし電子媒体(P
DFファイル)を取り込める電子ジャーナルは大学の教育研究に欠かせないもの
となっていますが,この利便性も全国の大学等図書館と国内外の出版社との契約
で成り立っています。その利用にあたっては著作権法や出版社の利用規約等の
遵守が求められます。下記の行為は厳重に禁止されています。

・個人の学術研究または教育以外の目的への利用
・個人利用の範囲を超えた大量データの一括ダウンロード
・ダウンロード支援ソフトウェアやツールの使用
・複製や再配布

出版社では常にアクセス状況を監視し違反には警告を行っています。残念なが
ら徳島大学でも年に2,3回程度大量ダウンロード等で警告を受けることがありま
す。行為が悪質であった場合,行為者のみならず大学全体の利用が停止され,さ
らには損害賠償を請求されます。その際,徳島大学は学術情報の基盤を失い教育
研究の遂行に大きな支障をきたします。皆様には電子ジャーナルの適正な利用
をお願い申し上げます。
電子ジャーナルの普及で研究者,大学院生の図書館利用法は大きく変わり,文献
検索も研究室で済ませることができるようになりました。今後は予算を効率的
に運用し電子ジャーナルの充実を計りたいと考えています。
もう一つの図書館の役割は学習室としての機能です。蔵本地区の学部学生にと
って国家試験対策は重要で,益々需要が増しつつあります。予算や防犯システム
の制約はありますが,可能な限り延べ開館時間を延長したいと考えています。ま
た,現在の徳島大学附属図書館蔵本分館の自習スペースの利用状況はいっぱいで
す。館内の空きスペースを自習スペースに転用することが可能かどうか,現在検
討を進めています。
(大学院ヘルスバイオサイエンス研究部発生発達医学講座機能解剖学分野 教授)


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○連載「知的感動ライブラリー」(5)
                   徳島大学附属図書館長 石川 榮作

第5回目は,前回の勉強会に引き続いて,9月26日(水)に徳島市立文化センターで
上演されるヴェルディの歌劇『椿姫』の鑑賞会を行います。これまでオペラに
親しんでこられた方はもちろん,オペラは初めてという初心者の方も大歓迎です。
学生・教職員のみならず,一般市民の方々も,どうぞお気軽にご参加ください。
なお,今回の鑑賞会でも前回と同様,テノール歌手でも有名なプラシド・ドミン
ゴ指揮の歌劇『椿姫』を用いますが,TDKコア(株)の許可を得て使用するもの
です。

日時 2007年9月19日(水) 午後2時〜午後4時30分
場所 徳島大学附属図書館本館 3階大視聴覚室
作品 ヴェルディの歌劇『椿姫』(2002年2月ジュゼッペ・ヴェルディ劇場)

歌劇『椿姫』のあらすじについては,本メールマガジン第31号をご覧ください。
→ http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/m-mag/back/031/31-1.html
デュマ・フィスの原作『椿を持つ女』とヴェルディの歌劇『椿姫』との比較等,
さらに詳しい解説は,こちらをクリックしてください。
→ http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/m-mag/back/032/32-1.html

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○講演会と映画上映会のご案内

徳島大学附属図書館では,来る9月28日(金)に平成19年度学術講演会を開催しま
す。
今回は,第一次世界大戦中,徳島の板東俘虜収容所を舞台にドイツ人捕虜と地元
民の心の交流を描いた映画 『バルトの楽園』(2006年6月公開)のチーフプロデ
ューサーである野口正敏氏を招き,撮影中のエピソードや国境を越えた人間愛の
ドラマについてお話しいただきます。また併せて『バルトの楽園』の上映も行
います。

日時  2007年9月28日(金)午後2時〜午後5時30分
場所  徳島大学附属図書館本館 3階大視聴覚室
講演者 野口正敏氏
    (映画『バルトの楽園』チーフプロデューサー,元シナノ企画)
題目  人間愛は国境を超える--映画『バルトの楽園(がくえん)』
    (約40分間の講演後,映画を上映します。2時間10分)
入場   無料(ただし,定員100名,整理券が必要です。申込み締切 9月25日(火))

詳細はこちら
→ http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/m-mag/back/031/31-2.html

映画『バルトの楽園(がくえん)』解説はこちら
→ http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/m-mag/back/032/32-2.html

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○連載:図書館のモノ・もの(No.17, No.18) 

図書館という空間には勉強しようと訪れる利用者の方と万巻の書物があります。
しかしそれ以外にもいろいろなモノがあります。一般的な図書館紹介ではあま
りとりあげられることのない図書館小道具を写真付きで解説いたします。 

◎No.17 無線LANアクセスポイント
徳島大学キャンパスネットワークへのアクセスポイントです。
続き→ http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/m-mag/back/032/32-3.html

◎No.18 スローダン(緩降機)
いざという時のための避難設備です。
続き→ http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/m-mag/back/032/32-4.html

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○短期連載:図書館と防災

(2)防火管理:日頃の備えが肝心

徳島大学附属図書館では本館と蔵本分館でそれぞれ年に1回防火訓練を行ってい
ます。本館では去る9月3日に実施され,利用者の皆さんにも参加いただきました
が,小中学校のころの避難訓練を思い出した方もいるかも知れません。図書館や
学校以外でも,病院,デパートや量販店,工場やオフィスビル等々,様々な施設で
このような訓練が行われています。
多くの人が利用する施設の火災が大惨事につながりかねないことは,昨今のニ
ュース等からもよくお解りのことと思います。もちろん,それぞれの施設では建
物の不燃化や消火設備等の整備を行うとともに,巡回点検等を行い防火に努めて
います。しかし一方で,不特定多数の人間が出入りする以上火災の発生自体を
100%防止することが至難であることも事実またです。従って,火災発生を未然に
防ぐことに万全の上にも万全を期すると同時に,万一火災が発生した際は延焼を
防ぎ利用者を速やかに安全な場所へ避難させられるよう,日頃から計画を立て備
えておく必要があります。
このような施設等が行うべき対応を「自主防火管理」といい,消防法第八条によ
り義務付けられています。

【参考】消防法条文(総務省法令データ提供システム)
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S23/S23HO186.html

徳島大学附属図書館で行う防火訓練はもとより,職員による巡回,消火栓・消火
器・火災報知機・非常口・スローダン等の点検もこの防火管理の一環として行
われています。その実施責任者である「防火管理者」の資格には甲種と乙種の2
種類がありますが,乙種はテナント等比較的小規模な施設が対象で,図書館を含
めた大学の諸施設には必ず甲種防火管理者が置かれています。
甲種防火管理者の資格を得るには,消防署などで行われる2日間(乙種は1日)の防
火管理講習会を受講する必要があり,図書館では管理職員がこの資格を取得して
います。

【参考】(財)日本防火協会の「防火管理者とは」
トップページ(http://www.n-bouka.or.jp/)→防火管理講習→防火管理者とは

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〜〜〜ちょうりゅう〜〜〜(トピックス)〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 

☆阿波踊り「徳島大学連」に徳島大学附属図書館職員が参加

徳島の夏を彩る阿波踊りが8月12日から4日間に渡って徳島市内で開催されまし
た。徳島大学からも学生やサークル等による様々な「連」(踊りのグループ)が
繰り出すなか,今年も学長や各理事以下職員による「徳島大学連」が結成されま
した。
徳島大学附属図書館からは新人職員が踊り子として参加しましたが,練習から当
日までの様子をレポートしてくれました。

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8月12日〜15日の徳島市阿波おどり開催に向けて,6月下旬に大学本部より「徳島
大学本部連」の募集がありました。私は,徳島の地に住むことになったのも何か
の縁だと思い,参加を申込みました。また,かねてより阿波踊りを踊ってみたい
と思っていました。
徳島大学本部連への参加者は50名となり,踊る日は,8月12日と決定しました。

練習は,7月下旬から,水曜日と金曜日に徳島大学総合科学部グラウンド南側駐車
場で行われました。私は,初参加のため「中腰で手を上げたままで足を前に運ぶ
男踊り」の基本から教わりました。鳴物の音に合わせて「イチ,ニ,イチ,ニ」と
前に進み,鳴物に合わせて踊っていると汗がしずくとなって地面に落ちていまし
た。また,練習なのに踊っていると,自然に笑顔になってしまうくらい楽しく,練
習の最終日には,「ヤットサー」と「徳大」のかけ声をかけての念入りの練習を
行いました。

8月12日の本番当日の夕方には,徳島大学本部に集合し,出発前の練習が終わると
演舞場に向けて出発です。両国橋北詰め水際公園内で記念写真を撮り,東新町ア
−ケ−ドから新町橋演舞場と踊りました。移動中も,会場のいたるところから鳴
物の音が聞こえ,道路や橋の上は阿波踊りに参加する連の人と,観客でいっぱい
でした。
休憩後に予定されていた演舞場では踊ることができず,解散することとなり,踊
り足りない者と鳴物とが橋の上で踊り〆!
阿波踊りには笛が重要だと感じました。笛の音があるなしでは,踊りのテンショ
ンが倍に変わります。阿波踊りは,見るのも良いですが踊る阿呆の方が断然楽し
める私は,次回も参加の方向で考えています。

阿波踊りの様子はこちら
→ http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/m-mag/back/032/32-5.html

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☆消防訓練を実施しました

去る9月3日(月),徳島大学附属図書館本館では防災週間期間中の行事として消防
訓練を実施しました。
今回は図書館2階学術雑誌閲覧室付近から出火したとの想定で,午前11時に警報
鳴動と同時に通報,避難誘導,消火訓練及び非常持出訓練を行いました。
徳島東消防署から派遣された3名の署員が見守るなか,館長以下職員30名と利用
者36名が参加し,残暑のなか緊張感を漂わせ訓練に取り組んでいました。 
また,同日午後1時からはAED(自動体外式除細動器)の操作実習を行いました。

消防訓練の様子はこちら
→ http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/m-mag/back/032/32-6.html

→AED(「すだち」25号(2007/2/26)記事)
 http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/m-mag/back/025/25-1.html

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☆喜田貞吉関係資料の整理進む

石躍胤央徳島大学名誉教授から寄贈された「喜田貞吉関係資料(4箱)」(平成
16年8月4日受入)の整理を徳島県立博物館の長谷川賢二学芸員にお願いしてい
ます。喜田貞吉は徳島県出身で,明治・大正・昭和前期に活躍した歴史・地理学
者です。先日整理状況を拝見する機会がありました。資料は,博物館3階の温度
・湿度が管理された杉板張りの資料室で保管され,喜田貞吉の生きた明治から昭
和にかけて使われていた民具や人形頭に囲まれて整理作業は行われていました。
彼の書いた論文原稿,ノート,彼宛の書簡などを1点ずつ解読し,中性紙の封筒に
資料名を書いて保存し整理していただいています。実際に筆跡を見て,解説を伺
っていると喜田貞吉や彼のまわりの人々が生きていた当時の情景が浮かんでくる
ようでした。
資料は,来年4月から5月にかけて徳島県立博物館で開催予定の企画展「郷土の発
見−小杉榲邨と郷土史研究の曙−」に,展示される予定です。

資料の様子はこちら
→ http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/m-mag/back/032/32-7.html

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〜〜〜お知らせ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 

○夏休み特集!どこかへ出かけてみませんか? 〜雑誌の展示をしています〜

徳島大学附属図書館本館3階ブラウジングコーナーでは,「BE-PAL」,「サライ」,
「旅の手帖」の中から,夏休みに行ってみたくなるような場所を特集している雑
誌を展示しています。夏休みもそろそろ終わりに近づいた方,もう終わってしま
ったという方は,秋の行楽シーズンの参考にいかがでしょうか。
バックナンバーなら翌日まで貸出ができます。

展示の様子はこちら
→ http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/m-mag/back/032/32-8.html

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○徳島大学附属図書館本館の図書を移動しました 〜より利用しやすい図書館に〜

徳島大学附属図書館本館3階開架閲覧室の壁際に置いていた請求記号000-099番
までの本を移動しました。請求記号080の新書は徳島大学附属図書館本3階自習
室に,それ以外の本は徳島大学附属図書館本館2階雑誌閲覧室北に移動しています。
自習室には,より利用しやすくなるよう,請求記号080の新書類のほか,東洋文庫
や放送大学のテキストを集めて置いてあります。
2階雑誌閲覧室北に移動した請求記号000-099の本は,図書館や博物館に関する本
をはじめ,世界の名著や思想家の著作などさまざまな全集もそろっています。
ぜひご利用ください。

移動場所の地図はこちら
→ http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/m-mag/back/032/32-9.html

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