【す だ ち】徳島大学附属図書館報 第31号
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○連載:図書館のモノ・もの(No.16)

◎No.16 複写機
1970年代中頃までは,複写機(コピー機)と言えばまだ通称「青焼き」と呼ばれるジアゾ式複写機が主流で,今日普及している普通紙を使うタイプ(PPC式複写機)はまだ大会社のオフィスくらいでしか見かけない稀少品でした。

【参考】(株)リコーの「ジアゾとは」
 トップページ(http://www.ricoh.co.jp/)→製品情報→オフィス向け製品→複写機/複合機→ジアゾ複写機→ジアゾとは?

図書館でも文献複写サービス用として比較的早い時期からPPC式複写機が整備されていましたが,利用者は「文献複写申込書」と本を窓口まで持参し,受け取った職員がおもむろに機器を操作していたものです。今日でも公共図書館などではそのようなところが残っているようですが,大学図書館では利用者に自分で複写機を操作していただくいわゆる「セルフ式」が主流となっているのはご承知のとおりです。
但し,利用の前に必ず「文献複写申込書」を記入していただくところだけは昔から,そして今後も変わることはありません。ガイダンスなどでもご説明していますが,著作権法の定めるところにより,図書館での文献複写は「調査研究のため」「著作の一部分を」「一人一部に限り」利用できることになっています。その確認のための申込書ですので,よろしくご協力お願いします。

【参考】(社)著作権情報センターの「図書館と著作権」
トップページ(http://www.cric.or.jp/)→著作権Q&Aシリーズ→ケーススタディ・シリーズ第3集「図書館と著作権」

ちなみに,徳島大学附属図書館に設置されている複写機は基本的に教室やコンビニエンスストア等にある機器と同じですが,料金支払方法によって3種類に分けられます。主に教員が利用する校費用(磁気カード式)と学生等が利用する私費用(コイン式とプリペイドカード式)です。本当はこれらが共通化できると試験期間などでの混雑が緩和できるのですが,現在のところ集金システムが異なるためそれぞれ専用の機器を設置しています。なお,プリペイドカードは徳島大学生協と共通になっており,生協売店のコピーコーナーと同じように利用いただけます。

○徳島大学附属図書館本館の私費用コピー機です。手前がプリペイドカード用,奥がコイン用です。

複写機


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