【す だ ち】徳島大学附属図書館報 第29号
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◎No.12 閲覧机
どんな図書館でも,本を納める本棚(書架)と合わせて本を広げるための机がなければ始まりません。図書館では,利用者の皆さんが使う机を事務机等と区別するため「閲覧机」と呼んでいます。
図書館の閲覧机といえば,昔は4〜6人掛けの大きなテーブル状の大机(→閲覧机画像1)が主流でしたが,大学図書館では目隠しで囲われた一人用の小机(→閲覧机画像2)も普及してきています。この小机を「キャレル(carrell)」と呼びます。
大机はたくさんの本や図面を広げたりするのには便利なのですが,最近はやはり他人の視線が気にならず個室感覚で利用できるキャレルに人気があるようです。ちなみに大机でも,目隠し板を取り付けてキャレルに近い機能を持たせたもの(→閲覧机画像3)もあります。それから,大机でも太い「一本足」で支えられたもの(→閲覧机画像4)がありますが,これは車椅子の方が利用するのに便利なように作られたものです。
このように,一口に机といっても結構バラエティがありますが,ひとつだけ共通点があることにお気づきでしょうか。それは,全て天板表面の高さが床から約70センチメートルに揃えられていることです。この70センチメートルという高さは,事務机や勉強机の多くにも採用されており,どこに行っても違和感なく読み書きができるようになっている訳です。
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【す だ ち】徳島大学附属図書館報 第29号
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