◎No.3 AED

本館の2階、図書カウンターと向かい合った壁に白いボックスが掛かっているのをご存じですか?赤いハートマークの看板が出ているので、すぐ見つかるはず。

このボックスにAED(Automated External Defibrillatorの略称)(自動体外式除細動器)が納められています。AEDとは、心臓が停止し一刻も早く人工呼吸や心臓マッサージが必要な急病人に対し、電気ショックを与えて、心臓の働きを回復させようとする医療機器のこと。常三島キャンパスには附属図書館本館を含めて全部で6ヶ所設置されています。

操作は簡単。医学的な判断ができない一般の人でも、指示音声に従って、複雑な操作なしに救命処置を行えるのです。
もちろん健康が一番。使わないで済むなら、それに超したことはありません。でも万一、急病人が出た時に、救急車の到着まで救急隊員に代わって救命処置を行ってくれるAEDは、大勢の人が利用する図書館にとって欠かせないアイテムです。


◎No.4 消火器

さっそくですが、問題です。
「図書館の隅っこに座って、みなさんを見守っている赤いものとは何でしょうか?」

答えは消火器です(タイトルにありますから、すぐわかってしまいますね)。

普段みなさんは学習に集中していて、その存在に気付いていないかもしれません。しかし、ちょっと注意して図書館内を見てください。あちらにも、こちらにも消火器が置かれていることに気が付くことでしょう。
実は、図書館には、本館約50台、分館約20台の消火器が置かれています。ひとたび火災となれば、消火器を始めとする消防設備が、みなさんの安全を守るため全力で活動します。

ですが、図書館にとって最もよいのは、「消火器が使われないで済むこと」であるのは言うまでもありません。今日も消火器は、使われないで済むことを願いながら、静かにみなさんを見守っています。

*** 消火器についてもう少し詳しく ***

図書館にある消火器のほとんどは、粉末(ABC)消火器と呼ばれるものです。
このABCは火災の種類を表していて、

A・・・普通火災(紙・木などの火災)
B・・・油火災
C・・・電気火災

で示しています。
粉末(ABC)消火器はほとんどの種類の火災に対応していますので、そのまま使用できます。 他の場所にある消火器の場合、特定の火災に対応できない可能性がありますので、どの火災に対応できるか、お近くの消火器を確認してみるのもどうでしょうか。