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○ 国立大学法人徳島大学 附属図書館報               ●
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○∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  2006/2/23 No.13 ∞∞●
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【目次】
 ○電子ジャーナルの購読、現状規模が維持されます!
 ○「みなさまの声」アンケートの結果(2)
 ○短期連載:WoSにウォッス(4)
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 ○ちょうりゅう(トピックス)
  ・学術講演会開催結果(2月16日開催)
  ・図書館内に絵画の展示
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 ○図書を返却しないと卒業できません!?
 ○教養雑誌購読希望アンケート結果発表

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◇電子ジャーナルの購読、現状規模が維持されます!

購読数の大幅な減少が危惧されていた「平成18年度外国学術雑誌(電子ジャー
ナル)」(本誌No.12、2006/1/20既報)は、今年度の購読規模を維持できる見
込みとなりました。これは電子ジャーナル購読数維持に不足する経費が、大学
本部の特段の配慮により共通的経費として補填されることによって実施の運び
となったものです。

ただし、この措置は18年度に限り施されたもので、恒久的に確約されたもので
はありません。同じ購読規模の維持であっても毎年度必要額の上昇が見込まれ、
また金額も出版社の動向が大きな変動要因となって正確な試算が難しく、先々
のリスク見通しが困難であるためです。したがって、年度ごとに状況の変化に
即した見直しを行うこととなります。

本学には、これまで高品質な学術情報基盤を維持し続けてきた伝統と実績があ
ります。これは専ら学部や教員の熱意と経費支出により維持されてきたもので
すが、今やこの方式での限界が明らかになってきています。大学法人化の荒波
の中で、従来規模の学術情報基盤を支え続けるのは容易ではありませんが、研
究・教育上不可欠な学術情報基盤の規模・範囲と大学の体力をどうバランスさ
せてゆくのか、大学のインフラ維持のポリシーが問われています。


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○「みなさまの声」アンケートの結果(2)

徳大図書館では利用者ニーズ把握策の一環として「みなさまの声」アンケート
を本館と分館で同時に実施しました。その結果の後半部分をお知らせします。
後半部分は図書館の行っている各種サービスの認知度、利用度を問うてみまし
た。

 *(1)開館日・開館時間
 *(2)貸出冊数・日数
 *(3)図書・雑誌の品揃え
 *(4)すごしやすさ
 *(5)職員の対応
  *(1)〜*(5)についてはすだち12号に掲載しました。
  ( http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/m-mag/back/012/12-1.html )

 (6)文献の取り寄せ
 (7)各種講習会
 (8)グループ研究室
 (9)館内のパソコン
 ・次回のアンケートのために

(6)〜(9)の結果・次回のアンケートのために
→ http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/m-mag/back/013/13-1.html


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○短期連載:WoSにウォッス(4)

学術論文データベースWeb of Scienceの利用についてちょっとしたヒントを6
回に分けてお送りします。

◆第4回目 1995年より前に書いた論文の引用された回数調べ

徳島大学のWeb of Scienceの契約は1995年1月分以降です。しかし、1995年よ
り前に発行された論文の引用が調べられないというわけではありません。

例えば1980年にある論文が発行されたとします。この論文は翌年の1981年には
何件か引用されるでしょう。次の年1982年にも引用されるでしょう。そして寿
命の長い論文であれば、1995年、1996年になっても多くの人に引用されつづけ
るかもしれません。

ある文献を引用している論文を探す場合はWeb of  Science のメニューから
Cited Reference Searchを利用します。この時、文献を第一著者で検索すると、
契約年にかかわらず全被引用回数が分かるのです。
例えば、アインシュタインが1916年、「ANNALEN DER PHYSIK」という雑誌に一
般相対性理論を発表しています。この論文を徳島大学内で検索すると、456件
ヒットします。この456件は、1995年以降に引用された回数ではなく、Web of 
Scienceの対象年(1900年以降に発行された論文)での全被引用回数なのです。
ただし引用した論文の情報は、1995年以降のものしか分かりません。今回、引
用した論文を表示させてみると152件出てきました。この152件が1995年以降に
アインシュタインの論文を引用した件数ということになります。

Web of Scienceは1900年以降に発行された学術論文を対象としています。その
全データを検索しようとすれば、それなりの契約が必要です。高価ですので、
各大学は必要度に応じて契約しています。
最近九州大学が国内の大学で初めて1900年以降の全データアクセスを導入しま
した。ちなみに徳島大学では過去10年分のデータになっています。


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〜〜〜ちょうりゅう〜〜〜(トピックス)〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

☆学術講演会開催結果(2月16日開催)

附属図書館では2月16日(木)(13時30分〜15時45分)、学術講演会『「蜂須賀家
家臣成立書」からみた阿波の社会史−奥女中・町手代・武芸者・「感状之家」
−』を本館3階大視聴覚室で開催しました。

当日の模様
→ http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/m-mag/back/013/13-2.html

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☆図書館内に絵画の展示

ホッと癒される空間として活用できればと、ヘルスバイオサイエンス研究部統
合生理学の森田教授(元附属図書館長)から露口暁星作の絵画2点、口腔顎顔
面放射線医学の菅原先生からは自らご創作の押し花額絵1点をご提供いただき
ました。 

本  館:阿波踊りを題材とした「歓踊譜」 
蔵本分館:鳴門の渦潮を題材とした「朝潮の抄」
     押し花額絵「春のブラウン」 

→ http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/m-mag/back/013/13-3.html

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○図書を返却しないと卒業できません!?

毎年1月中旬になると、徳島大学図書館の窓口に「この紙にハンコください」
と言ってくる学生が現れ始めます。工学部のある学科の4年生たちです。
卒論提出にあたり、図書館の窓口で本人に返却期限遅れの本がないことを確認
させられるわけです。この学科ではその証明書がなければ卒論が提出できませ
ん。

この制度のおかげでこの学科の卒業生が図書館の図書を借りっぱなしで卒業し
てしまうという事態を防げています。

窓口で学生証の写真をもとに本人確認することがあります。学生証の写真はお
そらく入学時に撮られたものなんでしょう、そのときの本人と食い違いの大き
い写真がときおりあります。大人びて立派になって卒業論文を提出する学年に
なった彼・彼女らの姿はうれしくなります。


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○教養雑誌購読希望アンケート結果発表

本館来館者を対象に、先月1月31日まで本館ブラウジングコーナーの教養雑誌
購読希望アンケート調査を実施したところ、会社四季報ほか15誌の購読希望が
ありました。アンケートに対する回答、ご意見ありがとうございました。

結果詳細→ http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/m-mag/back/013/13-4.html

希望のあった雑誌の対象年齢層、分野、購読経費を考慮の上、平成18年度新規
に次の6誌を購読することを決定しました。

・会社四季報
・Remix
・諸君
・野性時代
・あわわ
・NHKきょうの健康

教養雑誌については、また時々見直しをしますので、ご協力よろしくお願いし
ます。


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