講演会開催結果


附属図書館では2月16日(木)(13時30分〜15時45分)、学術講演会『「蜂須賀家家臣成立書」からみた阿波の社会史−奥女中・町手代・武芸者・「感状之家」−』を本館3階大視聴覚室で開催しました。

この講演会は平成3年度から毎年開催し今回で17回目を迎えました。今回の講演は、昨年に引き続き社会貢献・地域貢献と大学の関わりをテーマとし、図書館で所蔵している「旧徳島藩主蜂須賀家家臣成立書」を平成19年度インターネット公開に向けてデータベース化中であることから、講師にデータベース作成委員会委員の徳島市立徳島城博物館・根津寿夫学芸員をお招きし開催したものです。また、データベース作成委員会の委員長である総合科学部桑原恵教授、委員の総合科学部平井松午教授にも出席方ご協力を頂きました。

開催情報が新聞などでも報道されたことから、一般市民の関心も強く開催前から問い合わせが相次ぎました。特に「蜂須賀家家臣成立書」についての講演会は県内において過去に例が無く、当日は郷土史愛好家ら一般市民約八十人をはじめ、本学の学生・教職員・図書館職員及び徳島県大学図書館協会加盟館の図書館職員で会場が満席となるほどの盛況で約百人余の方が聴講しました。講演後の質疑応答、また特殊資料室での資料展示及びその解説の際には市民を中心に終了予定時刻を過ぎても熱心な質問等が交わされ、盛況の中終了しました。 

また、今回の聴講にあたってアンケートを行いましたが、市民の方々の史料のインターネット公開を待ち望む声や、今回の講演を機会に図書館を利用したいと言った内容のご意見など、帰路の際に早速、一般利用者登録や本誌・メールマガジン「すだち」にアドレス登録された方もあり、今回の講演会は少しでも市民の方々に大学図書館事情をPRできたのではないかと思います。

 講演の模様。大視聴覚室は来場者で満席となりました。

 講演後、特殊資料展示室にて資料の展示、解説を行いました。