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○ 国立大学法人徳島大学 附属図書館報               ●
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○         メールマガジン「す だ ち」    毎月1回発行(無料)●
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○∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  2005/12/20  No.11 ∞∞●
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【目次】
 ○学術情報資源の安定確保に関する声明を発表(国立大学図書館協会)
 ○交流の広場
 ○短期連載:WoSにウォッス(2)
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 ○ちょうりゅう(トピックス)
  ・平成17年度図書館概要を発行
  ・「みなさまの声」アンケート実施中
  ・冬休みに伴い貸出期間を延長します
  ・電子ジャーナルのリストが使いやすくなりました
  ・パソコンで日経パソコン等の記事が読めます<無料トライアル実施中>
  ・第2回蔵本分館運営委員会
  ・マナーアップキャンペーン(12月)実施中
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 ○図書館キャラクター「のほほんクン」作者より
 ○統計:地域社会への貢献度:附属図書館の場合

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◇学術情報資源の安定確保に関する声明を発表(国立大学図書館協会)

国立大学図書館協会(会長、西郷和彦・東京大学図書館長)は11月15日、大学
図書館の予算維持を求めて声明を発表しました。

→ http://wwwsoc.nii.ac.jp/anul/j/news/seimei_17_11.pdf
   
外国学術雑誌の価格が年8〜10%という異常な高騰が続く一方、文部科学省か
らの運営費交付金は年々削減されるため、学術研究を支える資料費が圧迫され
ており、国家規模での学術情報資源の枯渇を憂慮したことによるものです。
(読売・毎日(東京版)、日刊工業の各紙にも記事が掲載)

本学でも、学術雑誌(特に外国雑誌)購読数は減少の一途を辿っており、すで
に研究活動への影響が懸念されています。そのため、図書館では昨年度、運営
委員会の下で当面の対応策として「学術雑誌(電子ジャーナル・データベース
を含む)の整備方策」をまとめました(本誌、創刊号で既報)が、それを実行
するとしても平成18年度の学術雑誌(外国雑誌)の閲覧可能雑誌数(電子ジャ
ーナル)は、今年度より大幅な減が予想され、その後の見通しも明るくありま
せん。

大学のインフラをどう守っていくのか、国からの補助増額が望めない今日にあ
っては、現行の仕組に対する見直しも必要になるでしょう。これまでの仕組で
運用する限り限界があります。例えば、国立大学時代から延々と続いている資
料費を学部から拠出する方式、また金額ありきによる資料選定の仕組から、先
ず研究上必要不可欠な資料を選定・固定し、そのための経費をとにかく固定化
(共通化)する、などが考えられます。全学的な合意を形成し、中・長期的に
耐えうる新たな仕組の創出が必要な時期に来ているものと思われます。この度
の国立大学図書館協会の声明が、早期の課題解決のためのインパクトのひとつ
になればと思います。


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○交流の広場

 図書館と読者をつなぐコーナーです。
 図書館に寄せられた質問等と、その回答を紹介しています。

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本学学生と学長との懇談会の事前質問より

薬学部学生
Q:蔵本図書館の蔵書(特に一般教養に関するもの)を増やして欲しい。

A:蔵本分館は、医・歯・薬系の教育・研究に資することを目的とした図書館で
 す。そのため、学術図書・雑誌を主な収集対象としていますが、専門教育・
 研究に繋がる一般教養図書については収集しています。専門教育との関連性
 の低い一般教養図書は手薄ですが、今後も増やしていくよう努めます。なお、
 常三島本館にある一般教養図書を分館で取り寄せて貸出できます。
 
薬学部学生
Q:常三島の図書館と蔵本の図書館とのつながりを持たせてほしい。(常三島図
 書館の本を頼めば、蔵本図書館に送ってもらえる。常三島図書館で借りた本
 を、蔵本図書館に返すことも可)

A:本館・分館との間のデリバリーサービスを7月より実施していますのでご利用
 下さい。(図書館ホームページをご覧下さい。)

医学部保健学科学生
Q:図書館に看護の専門書が少なく、古い。

A:看護の専門書が充実するよう経費の確保に努めていきます。
 また、購入希望は経費の範囲内で随時受け付けていますので、お申し出くだ
 さい。

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 交流の広場では、図書館についての皆様からのご意見・質問・提案等を募集
 しています。
 日頃、図書館で疑問に思っていることなど、気軽にお寄せください。

    メールアドレス: m-mag@lib.tokushima-u.ac.jp


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○短期連載:WoSにウォッス(1)

学術論文データベースWeb of Scienceの利用についてちょっとしたヒントを6
回に分けてお送りします。

◆第2回目 引用と被引用

Web of Scienceの論文詳細表示画面では、引用数と被引用の回数が次のように
示されます。

Cited References: 51      Times Cited: 37

Citedという単語が両方に入っているために、この両者がこんがらがることが
あります。Cited Referencesはこの論文が引用した文献の数、Times Citedは
この論文が引用された回数とでも訳すのでしょうが、和訳したところで分かり
にくさは変りません。

それぞれ2つの単語からなっていますが、最初の1語だけに注目すると少しわか
りにくさが解消されます。つまり Cited と Timesだけにします。
「引用した」、「回数」となりますから、それの意味するところが混乱なくつ
かめるでしょう。

次回は「Bookの引用も探せます」です。


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〜〜〜ちょうりゅう〜〜〜(トピックス)〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

☆平成17年度図書館概要を発行

平成17年10月、徳島大学附属図書館にかかる施設・設備、蔵書・コレクション、
利用サービス、広報等について本年度のデータを掲載した「概要」を発行しま
した。
図書館ホームぺージからダウンロード出来ますのでご覧下さい。

http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/pub/pdf/gaiyou2005.pdf

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☆「みなさまの声」アンケート実施中

徳大図書館では利用者ニーズ把握策の一環として「みなさまの声」ミニアンケ
ートを実施しています。今後年2回(5月と11月)実施していく予定です。
このアンケートの次のような特徴があります。

(1)サービスの都度、アンケート用紙を配布している。
  本の貸出や利用者登録、文献複写の受渡時など特定のサービスを行ったと
  きに、図書館職員が用紙を手渡して記入をお願いしている。

(2)図書館のすごしやすさ、職員の対応などについて4段階評価としている。
  4段階なので良い、悪いのどちらかを選択してもらうことになります。

(3)メールマガジンの購読希望用紙を兼ねている。

アンケートは9個の質問と自由記述欄で構成されています。
 (1)開館日・開館時間
 (2)貸出冊数・日数
 (3)図書・雑誌の品揃え
 (4)すごしやすさ
 (5)職員の対応
 以下は利用頻度について
 (6)文献の取り寄せ
 (7)各種講習会
 (8)グループ研究室
 (9)館内のパソコン

12月12日より開始し、本館500枚、分館350枚を配布した時点で一応の集計を出
します。
日常的なご要望は館内の投書箱やホームページ「図書館へのご意見」におよせ
ください。

「図書館へのご意見」ページ↓
http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/opinion.html

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☆冬休みに伴い貸出期間を延長します

図書等の通常貸出期間は、本館14日間、蔵本分館10日間ですが、返却期限が冬
季休業期間中になる場合は、1月中旬頃まで延長しています。 

【対 象】  本学学部生 及び 大学院生

【貸出日】
 [本館]   平成17年12月 9日(金) 〜 12月27日(火)
 [蔵本分館] 平成17年12月13日(火) 〜 12月27日(火)

【返却期限】 平成18年 1月13日(金)

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☆電子ジャーナルのリストが使いやすくなりました

今月より電子ジャーナル管理ツールとして世界的にも実績のある Serials
Solutions社のE-Journal A.M.S.を導入しました。
これにより、次のように利便性が向上しました。

・電子ジャーナルへのアクセスがタイトルからはもちろん分野別リスト、ISSN、
 出版社等多彩になりました。
・フリージャーナルを大幅に追加しリストにまとめました。
・今まで気づきにくかったURLやタイトルの変更に対応しました。

http://ek9vk5wf7j.search.serialssolutions.com/

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☆パソコンで日経パソコン等の記事が読めます<無料トライアル実施中>

学内のネットワークに繋がったパソコンから日経パソコン、日経ビジネス、日
経PC21等の日経BP社の約40誌を読むことができます。
レポート等の資料に、パソコン・プログラミングのスキルアップに、就職活動
の情報収集に、社会・経済動向の把握に是非ご利用下さい。

サービス名 :「日経BP記事検索サービス」
期 間   :来年1月末まで
アクセス方法:図書館ホームページ右下トライアルからページに移ったあと
        LOGINボタンを押してください。

http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/database/trial/051130nikkeibp.html

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☆第2回蔵本分館運営委員会

10月25日に蔵本分館運営委員会が開催されました。主な内容は次のとおりです。 

・図書館備付国内雑誌のうち、医中誌WEBについては来年度からコアジャーナ
ル化する。それ以外は,来年度検討する。

・非購読誌のアクセス件数が多い ScienceDirect Freedom Collection を中止
するのは経済的にも損失であり、何等かの予算措置を大学当局に要望する。

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☆マナーアップキャンペーン(12月)実施中

図書館では、利用者の皆さんに館内でのマナーアップをお願いしています。
ジュースなどの飲み物を飲んだり、携帯電話での通話は、館内の指定された場
所でお願いします。その他の場所では、飲み物を置いておくのも控えてくださ
い。
また、話しながら学習したい方は、他の利用者に迷惑がかからないようにグル
ープ研究室をご利用下さい。

図書館内では、盗難にも充分注意してください。

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○図書館キャラクター「のほほんクン」作者より

前号でお知らせしたとおり
( http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/m-mag/back/010/index.html )
徳大図書館のキャラクターになった『本の虫「のほほんクン」』の作者の原田
さん(総合科学部4年生)から、メッセージを頂きました。

「今回の応募動機は、研究室に図書館キャタクター募集の紙が張ってあって、
面白そうだからやってみようかなぁという簡単ものです。
受賞してみての感想は、まずびっくりしました。そして自分のデザインしたも
のが3年間も図書館のキャラクターになるなんて感動です。
今年の夏休み、DTPやマルチメディア素材を作成をするアルバイトをしてい
たこともあり、その成果が出たようでうれしかったです。この受賞をきっかけ
に、もっとたくさんの事にチャレンジしていきたいと思いました」

のほほんクン
→ http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/m-mag/back/010/1002.jpg

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○統計:数字でみる徳大図書館の地域住民サービス

徳島大学では、教育・研究に加え「社会貢献」の推進を大きな目標に掲げてい
ます。これを受けて図書館は「地域住民への図書館サービスの促進に努める」
ことを中期計画として発表しています。
図書館では学外利用者への貸出期間、貸出冊数などを在学生と同等にするなど
の改正を行ってきました。その結果、利用の拡大が統計に現れています。

学外利用者の図書館利用 (2005.11.30現在)
年度 入館者数  登録者数  貸出者数  貸出冊数
14   12,164      1,318       590     1,243
15   15,374      1,334       745    1,562
16   18,678      1,482       901    1,959
17.11  15,400      1,307       849    1,904

(17*   23,100      1,960     1,274     2,856)

17.11は平成17年11月末現在、17*とあるのは11月末現在の数字を8分の12倍し
たものです。

参照(グラフ)
http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/m-mag/back/011/gakugai.gif

平成14年度の値を100としたグラフを見ると、学生教職員を含めた全体の貸出
冊数が伸び悩んでいる中で、どの値も着実に伸びていることは注目すべきと考
えます。
また登録者数の伸びに比較して貸出冊数や入館者数の伸びが大きいことから、
年々サービスの浸透が図られて、一人ひとりの利用が深まっているものと思わ
れます。


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