附属図書館で勤務して

人間・自然環境研究科 人間環境専攻 西村 美保

私は大学2年生の3月から大学院2年生の2月までの4年間、図書館のアルバイト職員として勤務させていただきました。

初めて勤務した日が、つい昨日のことのように思われますが、当時は入館ゲートもなく、利用証も学生証とは統一されていませんでした。また、今は定着している試験期間の23時までの開館も始まったばかりで、これらの図書館の変化を思うと、4年間という月日の経過を実感させられます。

けれども、学生さんや教職員をはじめとする利用者の方々の、勉強や研究に熱心に励まれている姿に変わりはなく、常にその姿に感心させられ、それと共に、図書館の重要性や図書館で働く責任をも感じることができました。また、他学部や留学生の方々など、たくさんの方々と出会うきっかけにもなり、学ぶことが多い、有意義な時間を過ごすことができました。

この図書館の勤務から得たものを、社会人として生きていく中で活かしていきたいと思います。

図書館員の一員として4年間を過ごせたことに幸せを感じています。これも利用者の方々や図書館をはじめとする大学の教職員の方々のおかげだと思っています。本当にありがとうございました。

図書館でのアルバイトを経験して

総合科学部人間社会学科 石田 実咲

私は、徳島大学附属図書館で、3年間アルバイトとして勤務しました。アルバイトを通じて、世の中には色々な人間がいるということを強く感じました。図書館には、入れ替わり立ち代わり、大勢の人が訪れます。カウンターで座っていて、いい人間観察ができました。自然と人を見る目が養われたように思います。

また、図書館以外の場所でも『図書館バイトの方ですね?』と話しかけられる事も多く、友達が増え、交際範囲が広がりました。バイト同士や職員の方たちとも親しくなり、図書館でアルバイトをしなければ出会うこともなく、仲良くなることもなかったのかと考えると、とても貴重で、大事なつながりができたと思います。

私はこの春、大学を卒業するとともに、図書館でのアルバイトも卒業しました。もっとここで働きたいという気持ちはありますが、これからは社会に出て、図書館でのように楽しく、様々なものを得ながら頑張っていきたいです。

図書館で出会ったこと

総合科学部自然システム学科 藤岡 真弓

昔から、本を読むことは好きで、図書館でアルバイトできる事を聞いた時、すごく幸せでした。でも、実際にアルバイトしてみるとそんなに甘くはなく、最初、本一冊見つけるのにも、すごく時間がかかったり、様々な手続きを説明するのが難しかったり、とても、利用者の方に自分から、声をかけることなど、なかなかできませんでした。

だけど、ある日、一緒に探していた本が見つかり、利用者の方から初めて「ありがとう。」と言ってくださりました。その一言が、すごくすごくうれしかったことを今でも覚えています。

この言葉がきっかけで、図書館でのアルバイトが楽しくなり、利用者の方に、自分から声をかけられるようになりました。

それから3年間、私は図書館でのアルバイトを通し、たくさんの人、いろんな本、予期せぬハプニングやうれしかったことなど出会えて、いろんなことを体験することができました。

この4月からは、図書館で多くのこと体験し学んだことを活かして、「ありがとう」といわれるような社会人になりたいと思います。

最後に、徳島大学附属図書館で出会った全ての皆さんに、深く感謝を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。