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整理
番号
図 名 縦(mm) 横(mm) 阿波国文庫印 不忍文庫印 体裁 和暦 西暦 様式 彩色 閲覧制限 高精細画像
6-3 沿海地図 下(題簽) 1855 2174 × × 文化元年 1804 手書 彩色
料紙種類 数量・形態 分間(縮尺) 表装・箱情報 保存状態
鳥の子紙系 1鋪・折り畳み 216,000分の1 桐箱入り,題簽 良好,一部破損,酸化
画 像
元データの容量
38,548px × 44,358px
(幅×高さ)
4.78GB
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備 考
桐箱の蓋裏に「文化元甲子歳 伊能勘解由造之」とある.絵図余白に極度測処,駅町,城下などの凡例(9種類).
解 説

伊能忠敬(いのうただたか,「勘解由(かげゆ)」は隠居後の通称,千葉県佐原市出身,1745~1818年)は,全国初の実測日本図である「大日本沿海輿地全図」(文政4年,1821)を作製したことで知られている.家督を息子に譲り,忠敬が幕府天文方高橋至時に師事したのは寛政7年(1795)50歳のときである.同12年に蝦夷地東南沿岸および奥州街道を測量した忠敬は,その後も東日本の海岸線を測量し,文化1年に日本東半部沿海地図を作製して幕府に上程した.本図は,この幕府上呈本の副本(中図3鋪)の1枚(新潟・東北地方)で,他に伊能記念館・国立史料館が所蔵する.地名情報や方位線が詳細で,道筋には針穴が確認できるなど,極めて精細に作製されている.経度の中線は江戸深川黒江町.忠敬はこの功績によって西日本沿岸の測量を命じられ,大日本沿海輿地全図が完成することになる.

なお,本画像データは文部省平成10年度科学研究費補助金研究成果公開促進費による「国絵図高精度画像データベース」事業において作製した.

参考文献
大谷亮吉(1917):『伊能忠敬』岩波書店.
秋岡武次郎(1955):『日本地図史』河出書房.
保柳睦美(1974):『伊能忠敬の科学的業績』古今書院.
渡辺一郎(1994):徳島大学附属図書館所蔵の伊能図について,古地図研究,25-10.
伊能忠敬記念会(1998):『忠敬と伊能図』東京都江戸東京博物館「伊能忠敬展」図録.
佐久間達夫校訂(1998):『伊能忠敬日記 全7巻』大空社.