整理
番号
図 名 縦(mm) 横(mm) 阿波国文庫印 不忍文庫印 体裁 和暦 西暦 様式 彩色 閲覧制限 高精細画像
42 <仮題>徳島及周辺絵図 1280 2460 × × 文久3年 1863 手書 彩色
料紙種類 数量・形態 分間(縮尺) 表装・箱情報 保存状態
半紙 1鋪・折り畳み 絵図面1分10間(約6,000分の1) 無し 全面虫損,展開不能,平成11年度補修済み
画 像
<仮題>徳島及周辺絵図
備 考
徳43「徳島及周辺絵図」との組図である.
解 説

徳島藩では享和2年(1802)-天保2年(1831)にかけて,実測分間絵図を作成した.その中心となったのは,測量方の岡崎三蔵らであった.三蔵らが用いた測量方法は「紅毛流規矩(きく)術」と呼ばれ,磁石や矢倉を用いて地点間の距離や方位,高低を測り,縮図を作成した.三蔵らは阿波国内580余の村々を測量し,各村ごとに分間(縮尺)2寸1丁(約 1800分の1)の村図を作成し,村図をもとに2分1丁(約18,000分の1)の郡図,8厘1丁(約45,000分の1)の国図を編集した.本図は,そうした分間絵図を増補再編集したとみられる吉野川および勝浦川下流域の実測図である.本図は,山を山吹色,田を黄緑色で色分けするとともに,正確な郡界・村界が引かれていて,幕末期における塩田や新田の開発状況もわかる.

参考文献
羽田野正隆(1970):阿波・淡路両国全図の成立と地図史上の意義(要旨),人文地理22-4.
川村博忠(1992):『近世絵図と測量術』古今書院.
羽山久男(1993):徳島藩の分間村絵図・郡図について,『徳島地理学会論文集 1993年』.
平井松午(1994):阿波の古地図を読む,徳島建設文化研究会編『阿波の絵図』同会発行.
羽山久男(1996):徳島藩の分間郡図について,史窓(徳島地方史研究会),26.