貴重資料紹介



近世古地図・絵図コレクション


 徳島大学附属図書館には、200点を越える絵図・古地図類が貴重本として所蔵されている。そのおもな内訳は[徳島]55点 、[全国]20点 、[諸国]49点 、[江戸]44点 、[京都]16点 、[世界]17点となっている。これらの古地図の中には、蜂須賀家旧蔵の大集書であった「阿波国文庫」の印影が押されているものもある。
 このうち[徳島]の中には、阿波国・淡路国の国絵図(5鋪)をはじめ、徳島・洲本の城下絵図、近世後期の実測分間絵図(郡図・村図)、川絵図や村絵図などが含まれている。
 国絵図は、慶長10年(1606)、正保元(1644)、元禄10年(1697)、天保6年(1835)に、幕府が各大名に命じて調進させたもので、寛永年間(1624-44)にも幕府巡見使を通じて幕府に献上されたといわれている。幕府が直接作成した天保国絵図を除いては、幕府に提出された多くは失われているが、諸藩は控図や下図を所有し、今日に伝えられている。また、[全国]の古地図の中には、伊能勘解由(忠敬)が作成した「沿海地図」(東日本3鋪、1804年)や「大日本沿海図稿」(西日本4鋪、年不詳)、慶応3年(1867)に幕府開成所から発行された「官板実測日本地図」(東日本4鋪)、諸国別の国絵図略図などが含まれる。
 これらはいずれも史料上、学術・文化的価値が高いものであり、徳島大学附属図書館では現在、歴史史料保存と利活用の観点から、これらの貴重本絵図・古地図については順次、高精細なデジタル画像を作成してきている。平成9年度からはデータベースの作成を進め、国絵図等6点のデジタル画像の公開を行ってきた。平成10年度には文部省科学研究費の補助により、さらに21点の絵図を加え、データベース『徳島大学附属図書館貴重資料高精細デジタルアーカイブ(WWW)』を構築し、平成11年度から27点の絵図についてデジタル画像データと書誌データ(総合科学部 平井松午教授作成)及び解説情報を公開している。



蜂須賀家家臣成立書並系図


 旧徳島藩主蜂須賀家所蔵。徳島藩士が蜂 須賀家に仕官して以来の各家代々の家督相続者について、召出・相続・隠居・死亡の年月 日、禄高、役職並びに系図・家紋などを書き上げ、天保5年(1834)及び文久元年(1861 )の両度にわたり藩庁に提出したもので、貴重な徳島藩政史料である。数量1,802点 。



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